軸(価値観)に沿って行動する
このコンセプトを実現するためには以下が必要です。
a: あなた自身が自覚する価値観を洗い出すこと
b: あなたの性質(強み・弱み、傾向、志向や嗜好など)を診断する手段を知り、利用すること
c: あなたの性質を他人から教えてもらうこと
a については、自分の手で自分の価値観を洗い出すだけです。座右の銘として簡単に洗い出しても良いですし、書籍「7つの習慣」が提唱する「ミッションステートメント(じぶん憲法)」のような本格的な言語化でも良いです。ちなみに筆者は前者で、次のようなことを書いています――ストレスフリー、ベストエフォート、知的生産こそ人生。 b については、価値観というよりも「あなたの性質」の話なのですが、専用の診断手段によって診断してもらおうという話です。色んな診断手段があるかと思いますが、おすすめしたいのは「ストレングスファインダー」です。これは「自分が持つ資質に沿って働くのが一番強いし幸せだ」という前提のもと、「あなたが持っている資質ベスト 5」を診断してくれます。 ちなみに筆者には次の資質があります――戦略性(戦略を考えるのが好き)、指令性(主導権を握って決断を下したい)、自我(大きな影響を与えたい)、内省(一人で考えたい)、収集心(集めるのが好き)。
c については、a の自分自身や b の理論ではなく、もう一つ、別の切り口として「他人」から自分のことを教えてもらおう、という話です。「個性は他人が決めるもの」という言葉もあります。自分がどう見えているかは自分では自覚しづらく、他人の意見がえてして本質を突いていることも少なくありません。家族、恋人、友人、職場・学校・その他コミュニティの人からよく言われることを書き留めておくと、自分を知る機会になります。