ネタリスト
ネタリストとはアウトプットのネタを列挙したリストです。ブログネタ、小説ネタ、スピーチネタ、ツイートのネタなど、アウトプットする際に使えるネタを集めたリストになります。
「~~に何か書きたいな」「~~で喋るネタが必要なんだよなぁ」となったら、~~のネタリストから選んで使えば良い――そんな使い方をします。アウトプットの機会が多い人にとっては、とにかく便利なリストです。特に知的生産者は高確率で持っているはずです。
この性質上、ネタの一つ一つはすぐに使える(すぐ書ける・すぐ喋れる)ものでなくてはなりません。もし「すぐ使えるかはわからないけど、なんか面白そう」というネタがあったら、それはそれ用(たとえば「よくわからんけど面白そうなネタ」リストなど)で別途隔離しましょう。
☕ ちなみに筆者は「ブログのネタ」「ツイートネタ」「執筆したい本のネタ」「金儲けネタ」「たぶん役に立たないけど考え事したら楽しそうなネタ」など用途別に細かく分けてます。
ネタリストとは、何らかのアウトプットに使えそうなネタを貯めておくリストです。
table:table
項目 内容
種類 ツール <考え方> 性質
難易度 ★☆☆
GTD における使い所 やるやらない仕分けのとき
ブログ、Twitter、YouTube――何らかのアウトプットがライフワークとなっている方にとって、ネタは死活問題です。しかし GTD で管理しようとすると、意外と上手くいきません。プロジェクトや次に取るべき行動にどんどん溜まっていくからです。
このようなネタの対処方法は一つで、専用のリストを設けることです。もっと言うと「資料」の一つとして「ネタリスト」を設けます。つまり、インボックスから「やるやらない仕分け」をする時に、ネタを「資料(の一つであるネタリスト)」に仕分けるようにします。小難しく聞こえますが、要は「ネタ帳」です。 筆者の運用例を挙げます。neta.txt というファイルを一つ持っており、ここにネタを突っ込んでいます。
code:txt
ccbook やっぱりプログラミング本、一つつくりたい……
ccbook しないこと100。ドアノブさわらない、……
ccblog 何かモヤったらポメラ開いてブレストしちゃうのも悪くないか ← 手法
ccnovel コロナくんの逆襲。ウイルス平気な根暗が復讐としてパンデミックを起こそうと検討する
ccblog 就活生に教えたいストレスフルな職場の兆候
ccbook ブラウザだけで使う GitHub
ccbusiness 庶民と金持ちをつなぐ 金持ちがひとりあたり 30 万あげるとかで専属契約……
ccbook 大企業を渡り歩く
……
ネタの種類を先頭に書いています。書籍ネタは ccbook、ブログネタ(などすぐに発信できそうなネタ)は ccblog、お金になりそうなビジネスネタは ccbusiness で、小説ネタは ccnovel――などがあります。別途 distribute.py というスクリプトがありまして、これを実行すると、ccbook.txt、ccnovel.txt――というふうにファイル別に仕分けられます。
とまあ、これは筆者のやり方ですが、何かしらネタリストを持っておくと、非常に便利です。「ブログ一つ書きたいなぁ」と思ったら ccblog.txt を見れば良いだけですから。
一つ注意したいのが、ネタとは「すぐにアウトプットできそうなネタ」のことです。アイデアとは違うことに注意してください。アイデアを混ぜるとノイズになります。アウトプットしたい時にすぐアウトプットできるネタ、それがネタリストに書くべきネタです。アイデアはアイデア用のリストを別途つくりましょう。上記例で言うと、ネタリストは ccblog になります。他の ccbook、ccnovel、ccbusiness などは全部アイデアですね。
ネタリストについては、下記記事が詳しいと思います。
知的生産の5つのリスト:ネタ帳 | - シゴタノ!