【引用】新入社員にどのような経験をしてもらえば良いか―この問題を考える際にヒントになるのが、まず私たち自身がやってきた「経験」を整理することです。

新入社員にどのような経験をしてもらえば良いか―この問題を考える際にヒントになるのが、まず私たち自身がやってきた「経験」を整理することです。

私たちは、今の立場として人に教えるようになるまでに、一体どんな「経験」を積んできたのでしょうか？

まずは、いったん過去の経験を振り返ってみましょう。

白い紙を取り出し、横軸に線を引いてみます。右端が現在、左端を過去としましょう。左側に縦軸を引いて、「経験」「他者」「研修」という項目に分けて整理してみます。

今に至るまでに、どんな経験をしたのか、どんな人々と関わってきたのか、どんな研修を受けてきたのか……を考えていくのです。

人に教える前に、まず〈「教わる側」であった自分〉を客観視するのがよい。

「教える」ということを意識化、相対化させることに繋がる。

OJTトレーナー研修をやるときには、トレーナーとしての振る舞いを教え込む以上に、〈かつてトレーニーだった自分〉の経験を掘り起こしてもらうほうが有効だったりする。

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