【引用】さて、職場の外への越境活動を行うか行わないかというレベルの話はもちろん大事だが、同時に大事なのが、行っていることを開示しているかという点だ。
さて、職場の外への越境活動を行うか行わないかというレベルの話はもちろん大事だが、同時に大事なのが、行っていることを開示しているかという点だ。  行っていてもその内容や、さらにはその事実すらオープンにしていないケースは多々ある。ここでは「職場の外で若手がどんなことをしているのかをオープンにしなさい」といった教条的なことを言っているのではなく、マネジャーがオープンにしないとそもそも若手がモデルにするかしないか以前の状態であるということだ。  共有してはじめて〝変な人〟かどうかわかり刺激を受けるわけで、マネジャーの活動の自己開示が大前提となる。「職場の外で若手が何をしているのか共有されない」と、嘆くマネジャーの声も聞くことがあるが、おそらく順序が逆だ。  ただ若手に「開示せよ」と言うのではなく、マネジャーが開示をすることではじめて開示してもいいんだ、とか開示したほうが得なんだ、という状況をつくることができる(「開示する言い訳」と言えるかもしれない)。
越境しているという事実そのもの、さらに、そこで得られる効能などを、社内に開示しているか、という論点は、『中小企業の人材開発|中原淳/保田江美』でも触れられていた。
言われてみれば、この開示がないと、越境学習者は二度死ぬにおける副作用の方が増幅してしまう
/icons/hr.icon
#2025/09/24
『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか 〝ゆるい職場〟時代の人材育成の科学|古屋星斗』