11-01.否定表現、否定文
本ページでは、デナスティア語の否定表現について解説している。
否定副詞na
原則として、否定したい語の直前にna(ない)を置くだけで否定であることを示すことができる。
ただし、基本的には動詞の直前に置く。
Ja na das Milehcja. 私はミレーシャではない
Ja das na Milehcja. 私はミレーシャではないものである
Na jao das Milehcja. 私ではないものがミレーシャである
見ればわかるが、一番上が最も自然である
動詞や形容詞、副詞に前置すると否定副詞として、名詞や代名詞に前置すると冠詞としてはたらく。
なお、否定の副詞(naあるいはli)を用いた文を否定文と呼ぶ。
否定副詞li
動詞の直後に置くことで、否定であることを示す。
ただし、naと比べてあまり用いられない。古風な表現である。
Ja das li Milehcja.(古風、まれ)
私はミレーシャではない
否定副詞naとliの併用(強調否定)
Ja na das li Milehcja.
私は断じてミレーシャではない
二種の否定副詞を同時に用いることで、否定であることをより強調することができる。
否定副詞naと併用されるmis
misは純粋副詞の一種であり(06-01.副詞の用法参照)、「まだ」という意味を持つ。そのため、否定副詞のnaと組み合わせることで「まだ~ない」という意味を示すことができる。
なお、この時misの位置はnaと動詞の間、動詞の直後、文末のいずれかである。
Ja na mis klaus omle.
Ja na klaus mis omle.
Ja na klaus omle mis.
私はまだりんごを食べたことがない(私はまだりんごを食べていない)
なお、さらに否定副詞のliを併用する場合は
Ja na mis klaus li omle.
Ja na klaus li omle mis.
私は決してまだりんごを食べたことがない(私は決してまだりんごを食べていない)