Flash Backシリーズの作り方
この通りにする必要はないよ
参考にするだけして自分の好みでやってね的なことをかく
これはアルペジオ名義で発表すべきことか???
RZで発表した方がいい気がする
どこで発表するかは書き終わった後で考えよう
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1. 1年間を通して聴いた曲を随時メモしておく。
自分は普段Evermusicというアプリに.mp3形式で曲を保存して、通学中などに聴いている。
ここにダウンロードした曲を、適宜Notionというメモアプリに記録しておく。
https://gyazo.com/7f3dd62fc751c836a96895e2e1928180
こんな感じ。
bpmは曲同士を違和感なく繋ぐことができるかの判断材料になるため、記録しておくとあとでラク。
タグづけできるようにしておくと、あとで"Flash Back XX"のタグがついているものだけで絞り込めるため便利。
1,2か月おきに聴いていた曲を振り返って、「あ、この曲のこの部分すごい好きだったな」とか、「この曲聞いてるとテスト勉強しんどかった記憶がよみがえってくるな」のような印象に残っている曲に"Flash Back XX"のタグをつける。
2. つなげたい曲を選んでGoogleスプレッドシートにまとめる。
2024年は大体11月くらいから作成に取り掛かった(それでも年内投稿間に合わなかったんだけど…)。
とりあえずつなげる順番はあまり考えずに、以前自分がつけた"Flash Back XX"のタグを参考に「これ入れたい」って思った曲をどんどんリストアップしていく。
タグが付いていないものでも印象に残っているものならどんどん入れて良し。聴いていた時から時間が経って思い出深くなっているものなどもある。
https://gyazo.com/0c0101a0f7ae55ac500b506eda4dbb03https://gyazo.com/0904e1e945853f6e03d34176f4304e70
作成途中のやつと完成後のやつの比較。
結構違う順番になってることがよくわかるだろう。
曲名も正式名称になっていない。
人にもよるだろうが、意識せずにぽんぽん入れていくと、全体で大体75曲くらいになると思う。
入れたい曲を全て決めきれなくても、つぎの3.の作業に移ってしまって全く問題ない。
自分はあとから曲を追加したり削除したりすることも多い。
3. 曲を並べて、メドレーの音声を実際に作る。
2.でリストアップした曲たちの好きなパートだけを切り抜いて、1本のメドレーにする工程。
音声の編集には、音madの制作でもお世話になっているReaperを使っている。無料でありがたい。
曲を配置する・いらない部分をカットする・作業ファイルを保存する・書き出しをする くらいで、思っている以上に複雑なことをしないので、あまりビビらずに取り組んでみてほしい。
Reaper導入までで参考になりそうなサイト
【音MADの教科書】音MAD作者のためのREAPER講座 ①
【音MADの教科書】初心者音MAD作者のためのREAPER講座 ②
Reaperの操作で参考になりそうなサイト
【REAPER】REAPER の使い方 NO.1
ソフトの使い方とかでわからないところがあれば、アルペジオCまたはちてもにのXにDMをとばすか、直接関わりのある人ならば私に聞いてくれても全然かまわない。
2.で決めた順番を目安として曲を並べ、好きなパートを切り抜く。
切り抜いたパート同士をうまく重ねる。
ここが腕の見せ所。
曲を抜ける・再生し始めるタイミングや、フェードイン / アウトの具合を自分が納得いくまで調整しよう。
自分の中での最重要基準として、「曲と曲の間をリズムをとりながらうまくノることができるか否か」というのがある。
実際に何回も再生を繰り返してリズムをとりながら微調整を繰り返すのがオススメ。
自分は指で机をたたきながらやっている。
自分が聴いていた曲の時系列を崩しすぎないことを意識しつつ、bpm, 雰囲気の1つ以上が似ている曲同士をどんどん繋いでいこう。
bpmが似ている曲同士のつなぎについて
繋ぎたい曲同士のbpmが近い(目安は±20くらい)場合は、聴かせたいパートの1,2小節前から曲を流してクロスフェードさせても違和感がない。
むしろ、キレイにつながる感じがしてテクニカルな印象さえ与えることができる。
「bpmが極端に大きい/小さい曲」は「bpmがおよそ半分/2倍の曲」と繋ぐことも可能。
例えば、Flash Back 24 - No.37「さよならジャックポット」(bpm 246) → No.38「我儘姫」(bpm 126)など。
https://youtu.be/aJESa_oPXyU?si=cXE4Wvjtv7l-c8mP
「さよならジャックポット」のbpmは、もともとの半分である123とも解釈することができるため、数値上は大きな差があるbpm126の「我儘姫」と非常に滑らかにつながる。
雰囲気が似ている曲同士のつなぎについて
同じ作者の曲でつなぐと統一感が出る。
Flash Back 24 - No.35「アプリコット」, No.36「ゆめみるうろこ」, No.37「さよならジャックポット」は全て「いよわ」氏の曲であり、最たる例である。
明るい曲は明るい曲と、暗い曲は暗い曲とつなごう。
雰囲気が全く異なる曲があるときは、数曲単位で広く見て、少しずつ雰囲気を寄せていくことを意識しよう。
例えば、Flash Back 24 - No.61「Romantic Love」~ No.65「Caftaphata」の間の流れはその好例。
https://youtu.be/aJESa_oPXyU?si=FMQ3oVMFSM_SSHbo&t=1745s
このパートの流れは、悠然とした曲調が特徴的である No.63「まいごのみち」を主軸としている。
No.61「Romantic Love」→ No.62「Astrogirl」→ No.63「まいごのみち」で、ハイテンポだが穏やかな「Astrogirl」を緩衝材として挟みつつ、落ち着いたしっとりとした曲の流れをつくる。
No.63「まいごのみち」→ No.64「証拠の切れ端」→No.65「Caftaphata」で、柔和な印象の「証拠の切れ端」を挟んでから、同作者の曲「Caftaphata」で元の明るい流れに戻す。
ただし、あまりキレイなつなぎに固執しすぎないこと。
無理なときは無理だし、あまりにも曲を並び替えすぎてしまうと自分が聴いていた曲の時系列と乖離しすぎてコンセプトからずれてしまう。
「前の曲がほとんどフェードアウトしてから、後ろの曲がフェードインするようにする」などで対処しよう。
小技
前の曲の終わりのリバースシンバルと、後ろの曲の始まりのシンバルをつなぐときれい。
Flash Back 24 No.42「pICARESq」→ No.43「Surges」など。
小技集いるかな???逆に混乱してしまいそう
できた部分から随時つなぎのチェックをする。
全体の完成を待たずに、局所的に複数の曲を通して聴くことで、順次違和感がないかを確認する。
必ずつなぎ終わって一晩以上経ってからチェックするように。
深夜につなぎ作業を行なって「完璧だ!!!」と思ったものでも、次の日に自分で聴くと信じられないくらい低いクオリティだったりする。これはマジで。
完成したら、.mp3ファイルとして書き出す。
書き出す前にするとよりよい処理
すべての切り抜いたパートを全選択した状態で、Ctrl + Shift + Nを押すとよい。
音量の大きい部分と小さい部分の差を低減する処理(ノーマライズ)が行われ、曲同士の音量の差が小さくなる。
すると、違和感の低減につながる。
(中級者以上向け)マスタートラックに、マキシマイザーまたはリミッター、コンプレッサーのエフェクターを挿す。
音圧を稼ぐためと、YouTube上の音声処理を通した後により聴き取りやすくするためだと解釈している。
ぶっちゃけよくわかっていない。なんか挿した方がいい気がするくらいの気持ち。
4. 完成したメドレーの音声をもとに、動画を作る準備をする。
具体的には、
正確な曲名・作曲者名を調べて2.で作ったスプレッドシートに反映させる。
使用した曲を1つのフォルダにまとめておく。
https://gyazo.com/666e545625774ca6e3a38341fa6f4cbb
ファイルの頭に事前に割り振った通し番号を振っておくと、名前順で並べ替えたときに順番通りに並んで便利。
以前は更新日時で管理していたが、間違えてファイルを全削除して復元したときに全て同じ更新日時になってしまって悲惨なことになったため、こういう風に管理している。
各曲ごとのサムネイル画像をダウンロードしておく。
https://gyazo.com/026c2b78a6dfc6606256a9dc12fe9ee3
使用曲と同じように通し番号をファイルの頭につけるとあとで便利。
5. 音声に合わせて動画を作る。
動画にのせたい情報
必要最低限のもの
今流している曲の名前
今流している曲のサムネイル
画像の比率は 1:1 でもいいし、16:9 でもいい。好みの方を選ぼう。
極力入れるべきもの
「Flash Back XX」のロゴ
作曲者名
動画にはのせられなくても、敬意を払って最低限スプレッドシートには載せるべきだろう。
次に流れる曲の名前
次になにがくるかが予想できると、ノリやすくなる。
お好みで入れると良さそうなもの
メドレー全体の残り時間 / 経過時間を示すタイマー
今流れている曲が後どれくらい続くか
リズムに合わせて光るエフェクト(グロー)
曲情報の切り替わりについて
曲情報の切り替わりがスムーズだと、メドレー全体のノリ感の担保につながる。
自分は「曲の入りに勢いをつけたい」と考えたため、透明度の調整による切り替えでなく、なめらかな加減速(イージング)を用いたテキストの移動による切り替えを行なっている。
以下に具体的な作成手順を示す。
曲情報をまとめた1つのテキストオブジェクトを作成する。
くそでかオブジェクトの画像を添付する。
切り抜く用の範囲を設定するオブジェクト(クリッピングマスク)を作成する。
曲の進行度合いに合わせて、テキストオブジェクトを移動させることで、表示される曲名を切り替えていく。
クリッピングしていない状態と、している状態の比較動画をのせる。
サムネイルの切り替わりについて
サムネイルが表示される範囲を設定するオブジェクト(クリッピングマスク)を用意する。
左上から右上に流れる用のオブジェクトを作る。
流れ星の素材を貼る。
流れるようのオブジェクトがサムネイル全体を覆っている間に、次の曲のサムネイルに差し替える。
これも動画あったほうがいいかな???
小ワザ
オブジェクトに影を付ける。
最重要。作業量の割に大きく質感を高められるので、是非付けてみよう。
フレームをつける。
文字の大きさを適宜調節する。
最初の文字だけ大きなサイズにする、文字の情報量を考えてサイズに差をつける、ひらがな・カタカナと比較して漢字のサイズを大きくする、など。
例えば、以下の画像では「Now Playing...」や「No.」「Next」と比較して、曲番号である「50」や曲名「The Night (Club Mix)」のサイズが大きくなるようにしている。
https://gyazo.com/3d21c14bad91dd45963dc2f610325ecb
グラデーションを利用するなどして、極力単色は避ける。
書き出した動画を観て、ミスがなければ完成!!!