カスタムドメインをハンドルとして設定する-Webサーバにファイルを置く
ユーザーが独自ドメインを所持している場合に、そのドメイン、もしくはサブドメインをハンドルに設定することができます。
設定するには、そのドメインの所持者である証明として、ドメインのDNSレコードに、特定のTXTレコードを追加して、カスタムハンドルの登録時にBlueskyサーバがそのDNSレコードを読みに行って、正しく設定されていることを確認するという手順が、公式の手順として紹介されています。
ただ、DNSレコードを追加していくのは設定の反映に時間がかかったりこともあり、別の方法も用意されています。
Webサーバの特定の場所に設定ファイルを置く認証方法
これは、ドメインを所有しているだけではなく、Webサーバもしくはそれに変わるファイル配信機能が必要ですが、DNSレコードを操作するよりも簡単に、即時に反映されます。
実際にはどうすればいいの
公式アプリ、もしくはWebで、Settings の Change handle を選びます。
https://scrapbox.io/files/64e856990a4318001b00cb58.png
ドメインは持っているので、I have my own domain を選びます。
https://scrapbox.io/files/64e856b951457a001ce154b6.png
最初は DNSレコードを変更する表示が出ているので、No DNS Panel を選びます。
https://scrapbox.io/files/64e856df7b55fd001c7e4d22.png
上のハンドル入力の欄に、カスタムハンドルを入力すると、下に Upload a text file to: と That contains the following: の2つの内容が出てきます。
https://scrapbox.io/files/64e857137b55fd001c7e518a.png
まずは、自分のPCにatproto-did というファイルを作って、テキストエディタで、1行目に That contains the following: の所に書かれている、did:plc:xxxxxx の文字列を、先頭には空白などを含めずに入力します。
画面からコピペした方がいいでしょう。
次に、このファイルをサーバにアップロードします。 Upload a text file to: の URL でアクセスできるWebサーバの場所、例えば /var/lib/www/public/.well-known/atproto-did に atproto-did ファイルをアップロードします。
サーバによってパスは異なります。だいたいは、普通にコンテンツをアップロードするパスの下に、.well-known ディレクトリ(あたまにピリオドがつきます) を作成して、その中に atproto-did ファイル(拡張子はありません) をアップロードします。
アップロードしたら、試しにブラウザの別窓で URLにアクセスしてみます。アクセスできて、書き込んだ did:plc:xxxxxx の文字列 が表示されたらOKです。
最後に Verify Text File ボタンをクリックすると、Blueskyのサーバが URLにアクセスしに行って、きちんとdid:plc:xxxxxx の文字列が取得できるか確認されます。
上記の手順で確認が取れれば、ドメインやサブドメインを使ったカスタムハンドルに変更できます。