教育問題はなぜまちがって語られるのか?
著:広田照幸 伊藤茂樹
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第一章 教育問題って何?
教育学の専門家から見ると、教育問題に関して世の中にあふれている議論は、しばしば大きなまちがいやゆがみをはらんでいます。まちがいやゆがみをはらんだ議論をもとにして、解決策や対処法が決められていくならば、当然、そこには困った自体が生まれてしまいます。
現実には、そういうことがくり返されてきています。教育政策レベルでも、そういうことが起きているし、教育実践のレベルでも、そういうことが起きています。まったく悲しいことです。
すでに、今の実践にも、そういうものが含まれている可能性あり。
教育って誰でも語れるけど、その認識や定義って千差万別。なはずなのに、みんなバラバラのまま議論している不思議さ。
第二章 事実認識を疑ってみよう!
第三章 事実を読み解くカギ
第四章 情報はどうにでもなってしまう
第五章 「原因の説明」「評価の仕方」は大丈夫?
第六章 解決策の問題点
第七章 教育問題は「心の問題」か?
第八章 教育問題にどう向き合えばよいのか