今、この瞬間にフォーカスする
ノイズの中でフォーカスする
エフォートレスな精神とは、大量の情報やノイズの中にありながら、今やるべきことに対する注意と集中を失わない。
相手のボールを受け止める
恋愛や結婚において、誰しも相手からの「愛情・承認・関心」を求めている。
→それらを求めること行動は、「つながりの呼びかけ」と呼ばれる。
よびかけがなされた時、それに反応する方法が3つある。人間関係のテニスとする。
1つめ 同調反応 「今日はすごく天気がいいね」「本当にいい天気だね、ちょっと窓を開けようか。」
→テニスで言えば、相手のサーブをまっすぐ相手に向けて打ち返すプレイ。順調に長くラリーを続けることができる
2つめ 抵抗反応 「今日はすごく天気がいいね」「そうかなぁ?熱くてじめじめしてやってられないよ。」
→テニスで言えば、やってきたボールを相手の立っている場所の反対側に打ち返すプレイ。ラリーを続けるのが難しくなる
3つめ 回避反応 「今日はすごく天気がいいね」「・・・。車のオイル変えてくれた?」
→テニスで言えば、ボールは無関係なところへ飛んでいきラリーにならない。
きちんと耳を傾け、目の前の相手に集中すること。
心を落ち着けて、そこにいることは、それだけで心休まる体験である。
ただ、そこに「いる」ことの力
心を落ち着けて、しっかりと相手に向き合い、耳を傾ける。それは自分にとっても、相手にとっても目が開かれるような体験になる。
判断ではなく傾聴する
「すべき」の話をすると、悩んでいる人は自分の過ちを責められたような気分になる。
すると、心が閉ざされ、前向きな話し合いができなくなってしまう。
大きな悩みに直面した人(フォーカス・パーソン)に対して・・・
話の内容に関する質問であり、答えを誘導するような質問をしてはならない。話の内容を繰り返し確認しても良いが、意見やアドバイスは禁止。
人はだれでも、自分の中に内なる教師を持っています。この真実の声が、問題に対処するために必要な導きと力を与えてくれるのです
これが”ただそこにいること”
エフォートレスな精神を自分のものにするために
1 場所を準備する
静かな場所を見つけて、形態の電源を切って、周囲の人に10分間ひとりになりたいと伝える。
2 体の力を抜く
背筋を伸ばして、楽な姿勢で座る。目を閉じ、肩を回す。顔を右と左にゆっくりと動かす。全身の力を抜き、自然に呼吸する。
3 頭を落ち着ける
いろいろな考えが頭に浮かぶのは自然なこと。無理に考えを抑えようとせず、自然に考えがやってきて、去っていくのを感じる。
4 心を開放する
嫌な人のことが頭に浮かんだら、「許します」とつぶやいて、その相手と自分をつないでいた鎖を心の中で断ち切る。
5 感謝の呼吸
過去に感謝を感じたときのことを思い出す、五感を使って、あたかも今それを再体験しているかのようにイメージしてみる。
自分がどこにいて、何を感じて、誰と一緒にいるのか、深く息を吸いながら感謝を全身に取り込む。
最近、「子どもの話をしっかりと受け止められているか。受け止めた上で話を返したり広げたりしているか」を意識して子どもや先生方と関わるよう意識しています。それにつながるような本なのだなと感じています。「読むのをまだまだ先にしておこうかな」と思っていたのですが、この本に俄然興味が湧いてきました。なお、佐藤学氏の「教師たちの挑戦」をはじめとした各種著書にも共通する内容かな、と思っています。尾形はじめ コメントありがとうございます。いろんなおすすめ本に通ずる思考が組み込まれていて、いい意味で既視感のある内容といいますか、あっ、やっぱりそうなんだなと思える一冊です。ひろんぼん.icon
本と本がつながるって豊かですよね。「既視感のある内容がある本」って良い本だと思います。原理性に気づかせてくれる。えむおー.icon