highByte()
highByte()はマクロ関数です。
整数データ型の下位2番目のバイトを抽出します。
警告
このマクロはArduinoとの互換性のためにのみ提供されています。 2番目の最下位バイトを整数値で返します。 これをArduinosのAtmelチップのような16ビットintマイクロコントローラの "high"バイトと呼ぶのは理にかなっていますが、Maple系のSTM32のような32ビットマイクロコントローラでは全く意味がありません。
つまり、既存のArduinoコードが期待どおりに動作するように、これを提供します。ただし、新しいプログラム(32ビットマイコンを考慮したコード)での使用を強く奨励します。
書式
highByte(x)
引数
x:任意の整数型の値
戻り値
xの下位2番目のバイトデータ
利用例
code:sample.ino
int x = 0xDEADBEEF;
SerialUSB.println(x, HEX); // prints "BE"
解説
highByte()は次のように定義されています。
#define highByte(w) (((w) >> 8) & 0xFF)
指定する引数のデータ型のサイズのかかわらず、つねに下位の2バイト目の1バイトデータを返します。
Arduinoとの互換性
highByte()のMaple(Arduino STM32)版はArduinoと互換性があります。
関連項目
このドキュメントはleafLabs, LLC.が執筆し、たま吉が翻訳・一部加筆修正したものです。