【製図】エスキスについて
<2022.02.18 公開、最終更新>
エスキスについて、やまなみの考え方です。
エスキスとは
自分自身を合格に導くためのツール。
プランを組み立てていくための方針、ルールブック、道標となるもの。
まず、合格するためには?
自分の過去の不合格でどこに敗因があったか?
過去の本試験そのものと向き合う。次に戦うのは、今年の本試験当日。
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条件整理シート
このシートを使うことで、どの課題でも変わらない本質的なことを掴む
条件整理とプランニングを分ける
課題発表後
エスキスを課題に合わせて徐々にアップデートしていく
弱点に対してのアップデートとは別にして考える
課題に合わせてアップデート=施設用途の特徴(基準階、アプローチの考え方、大空間等)
弱点に対してのアップデート=自分が苦手なところの対策、弱点補強
課題と弱点に合わせたアップデート
Ver.5
令和2年の本試験エスキス。ウラ指導エスキス2019年版からのアップデート。
右半分のみを使う
Ver.6 2021年6月20日〜(前半戦一発逆転模試前)
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条件整理シートをエスキスに落とし込んだもの
それぞれの手順を行ったり来たりしやすい配置にした
ゾーニングタイプに近いエスキス(課題発表前)
大枠の手順を確立
基本右半分のみを使う
Ver.7 2021年7月7日〜
エスキスの左上を詳細検討スペースとする。
ウツワや大きな屋外施設を1/200等で検討する。
パターン出しも行う
コマ後バイコマ前に確認する目で見る法規チェックコーナー誕生(8月25日〜)
Ver.8 2021年9月5日〜
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https://gyazo.com/b26eb2943771ef598857322dc9bc680f
住宅部門、店舗部門(管理ゾーンもあれば青点線で)、住宅部門の駐車場・駐輪場、住棟配置のパターン
王道には👑マーク。ダメなパターンは斜線。
パターンが出せない、プランニングの時に同じようなゾーニングで、ただぐるぐる検討して時間が過ぎていくといった症状を解消。
「〇〇したい」ではなく、「ただ組み合わせるだけ」を実践するための手法となった。
Ver.8' 2021年9月11日〜
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某課題で、スランプに陥る。他のできる人と比べて自分のできなさ加減に落ち込むんだ。
立体ゾーニングが弱い。
→プログラム図の位置を変更。
6丸ゾーニングをマーカーの色だけで行う
「戒め」誕生。
前の手順を守る、一度フカンする、自滅していない? これは絶対的条件がある試験。
ファサード・ゾーンを組み合わせる場所を作る。(ファサードは1パターン)
各手順で検討したことを確認しながら進めるエスキスとなるよう意識。
Ver.9 2021年10月5日〜
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ほとんど完成形。
再度、出現場所が明確になり「悩む時、条件から組み立てられない時」は、何かを見落としている、ということに、繋がっていると気付き、どこで何を検討するかを再度振り返った。
ファサードのパターンを2パターン出せるようにして、そのファサードに合わせたゾーニングのパターンを書けるようにアレンジした。
「戒め」にフカン・合意 を追加。
合意 というのは、合意作業と呼んでいる。
問題用紙の敷地図に「自分が決めた」ゾーニングを落とし込む。
周辺環境、主文、留意事項、計画の要点等を見て、ハズしていないかを確認する。
合意作業 仕事でシステム開発に携わることがある。当たり前の話だけど、システム開発で、「この仕様で合意します」とOKを出したら、ベンダーさんはもちろんその仕様で作り込んで、リリースまでするから、後戻りできない。その合意後、やっぱこれして欲しいあれして欲しいなんて要望は、受け入れてもらえない。エスキスのファサードやゾーニングも同じで、<周辺環境、主文、留意事項、計画の要点等>から決めたものは、後戻りできない。あれしたい、これしたいなんてしない。それくらい慎重に、漏れがないか、確認して、決断するところだと思った。
本試験当日に持参した。右下のマーカーの試し書きは、試験当日、忘れたマーカーペンの代わりに、持参したペンの中から、どのペンにしようかなと試し書きした跡。
本試験前のイメトレ
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S資格のエスキス用紙は、薄くて黒い罫線で、本試験のエスキスに似ているので、その用紙を当日持っていって手順のおさらいをした。