【製図】エスキス〜作図手順
<2022.02.18公開、2022.08.03最終更新>
文中の 紫色太字 はチェックしているタイミングです。
0.イメトレ
全集中する
絶対的に条件のある「試験」と言い聞かせる
決めるのは、組み立てたAP/Zのみ。自分で決めることは他にはない。
「両手を後ろで縛ってエスキスする」。スパイスをかけない。
課題文に背かない。課題文とともに根拠のある一貫性のあるエスキスをする。
1.準備
《11:00》0.7 シャーペン
配られた全ての配布物を、ざっと全体的に見る
名前を書く。エスキス用紙を四つに折る。
戒めを書く。
戒め:「手順反映」「フカン・合意」「自滅していない?」「これは(絶対的な条件のある)試験」
課題文の余白(空いていれば右下)に呪文を書く。ついでに課題文の構成(敷地図、留意事項、計画の要点等の配置)を確認。
「防・特・戸・ソ・ト・ゴ・セ・プラ・異」
2.課題読み①
《11:03》赤鉛筆(芯ホルダー)
集中して読んでいく。
全体を把握する感じでざっと読む。
主文→留意事項→計画の要点等→敷地及び周辺条件→敷地図(方位、接道、周り間、周辺環境)、その他の施設等→建築物→要求室→要求図書→防火設備の凡例→建築物の計画に当たっての注意事項
《11:15》マーカー
単語に部門の色をつけていく。
〇〇する、というような指示事項、空間構成に関わることはオレンジマーカー
敷地図も色付け。歩道を黄色く塗り、植栽があれば植栽も塗る。
細部まで拾う。
《11:20》4色フリクション・赤ペン
法規チェック
建築面積、延床面積のコマ・ボリューム出し
延焼、高さ(ゼロセットバック)、採光 書き出し
人の流れ
細部まで拾う。
3.エスキス
《11:30》4色フリクション・茶色ペン 主文留意事項は赤、計画の要点等は緑で追記する
要求室表のボリューム出し(49m2を1コマとして、部門のコマ数まで出す)
高さ、延焼、採光の枠を書き出す(目で見る法規チェックコーナー)
プログラム図 主文・留意事項・計画の要点等
空間構成ポイント 主文・留意事項・計画の要点等 求められていること。ゴール発見。
シンプル図 プログラム図・要求室表・空間構成ポイント 部門のコマ数 を反映する。
マーカー
王道選手権で組み合わせたファサード・2ゾーンに合わせてゾーニングのあたりをつける。
《11:50》
ボリュームチェック
エスキス用紙5mm方眼の1マスを1コマとし部門のコマ数を立体的に反映。
目で見る法規チェックコーナーで高さ制限確認
外構 駐車場等の配置パターン出し
1階のボリュームが大きい時、駐車場はピロティになるかも?
ウツワ 最大建築可能面積の確認。
《12:10》
コマプラン
基準階の検討 階ふりの検討が必要か? フレームで勝負する。
検討の順番
I型→L型→中廊下型→ツインコリダー型
バルコニーの向き 南(道路等)→東→西→北
《12:45》
ファサード・2ゾーンの決定。
プログラム図などの前の手順を反映できているか
問題用紙 主文・留意事項・計画の要点等・敷地 を確認
敷地に決定したゾーンを落とし込んで周辺環境を確認する。これで合意
俯瞰して見る。敷地図を逆さにするなど。
コマプランの面積確認(建築面積、床面積がオーバーしていないか)
プログラム図の反映を確認
作図チェックリストの作成
薄黄色マーカーで「書きなさい」事項をチェック
ここで把握している要求室の漏れがないか拾う。
《13:00》
バイコマ・1/400作成
ファサード・ゾーンは崩さない。
4.中間チェック・計画の要点等の記述・休憩
《13:15》
順番はその時間と体調による
バルコニーや屋外階段等建物の躯体から出る部分は灰色マーカー
余裕があれば外構計画の植栽をマーカー
計画したプランの室面積を要求室表に書き写す →要求室チェック
ここで面積の過不足がないか、要求室の漏れがないか拾う
作図の時にエスキスを見ずに問題用紙だけ見て書くことができる
5.作図 一心不乱に🔥
《14:15》
準備 (3分) エスキスにマグネットつけたり図面固定したり
面積表(3分) 0.4シャーペンで開始
下線 (2分) ここまで 0.4シャーペン
柱 (5分) ここから 0.7シャーペン
《14:42》
壁 (40分)
〜ここでエスキス用紙はポイ(もう見ない)〜
《15:22》
断面図(20分)
平面図を見ながら書く
《15:42》
延焼ライン ここまで 0.7シャーペン
外構・寸法線 ここから 0.4シャーペン
《15:50》
製図板から用紙を剥がして、文字入れ 遅くとも《16:00》
文字入れは問題用紙を片手に、要求図面の表の一番上から一つずつ消し込みながら書く
チェックを兼ねる
6.最終チェック
《17:15》
問題用紙の呪文(法規・書き漏れチェック)、書きなさいのチェックを飛ばす 補足を書く。
主文・留意事項・計画の要点でつけたオレンジマーカーの内容から書く。
やまなみ的ポイント
《00:00》←この時間はストップウォッチのラップタイムを取る時で、
ラップタイムを取る前(一つの工程が終了した時)に水を一口飲むことで、一旦区切りと脳に活力(酸素)を与える・・という方法をとっていました。(先輩合格者の方のアドバイスです💡)
【参考】
作図手順の基本となっているのはどらみさん の作図法