自律神経系
https://gyazo.com/46715bf476cf6dbb976460a21952ac7f https://ja.wikipedia.org/wiki/自律神経系https://gyazo.com/7ed7db4ddfd1d31d4d42763352e425f1なぜ人はドキドキするのか?神経伝達物質のしくみ.icon
自律神経系 autonomic nervous system
末梢神経系のうち植物性機能・不随意機能を担う神経系
↔体性神経系
不随意機能を制御する
循環・心拍、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌、生殖、代謝など
自律神経系、内分泌系(液性)、免疫系をあわせて「ホメオスタシスの三角形」と呼ぶ
神経免疫学、精神神経免疫学
発生学的には脳よりも早い
求心性自律神経
内臓からの情報を中枢神経系に伝える
遠心性自律神経
内臓機能を調節する
交感神経系(sympathetic nervous system)
ストレスの多い状況で亢進し、闘争・逃走に重要な機能を制御する
心機能(心拍数、血圧)、気管支の拡張、肝グリコーゲン分解、脂肪分解などの亢進
運動時の生体反応
代謝的には異化傾向
副交感神経系(parasympathetic nervous system)
安静時に亢進する
消化管機能(消化管運動・腸の蠕動運動、消化液分泌)、排尿機能などの亢進
代謝的には同化傾向
両者は拮抗的に働く
一方が亢進するときは他方が抑制される
腸管神経系
自律神経反射
反射弓(反射経路)に自律神経系が含まれる反射
内臓-内臓反射
求心路と遠心路がともに自律神経による反射機構
多くの内臓機能はこの機序によって自律的に行われる
例:動脈圧受容器反射
体性-内臓反射
求心路が感覚神経、遠心路が自律神経による反射機構
例:体性-交感神経反射
皮膚に侵害性刺激(痛み刺激)を加えると、交感神経系が亢進し、心拍数増加、血圧上昇する
皮膚に温熱刺激を加えると発汗する
温度刺激が感覚神経を介して汗腺を支配する交感神経を興奮させる
鍼療法などの機序の一部はこの反射で説明できる可能性
鍼刺激により、中枢神経系でエンドルフィン、ダイノルフィン等の内因性モルヒネが増加
内臓-体性反射
求心路が自律神経、遠心路が運動神経からなる反射機構
例:筋性防御
脊髄神経とは、有髄繊維の灰白交通枝を受け取り、無髄線維の白交通枝を送る
1. 自律神経系 - Wikipedia
2. 腸管神経系 - 脳科学辞典
J. N. Langley, 1921