腸管神経系
消化管運動、粘膜における水や電解質の輸送などの制御を、中枢神経系を介さず自律的に行える 神経節、その間を結ぶ神経線維、および粘膜上皮や小動脈などへ投射する神経線維からなる グリア細胞も消化管機能の調節に関わっていることがわかってきた
https://gyazo.com/d31f64e603828554b598f0413fcb0cc6 1.1
筋層間神経叢(赤)は食道上部から内肛門括約筋に至る消化管全域に分布する。
粘膜下神経叢は主に小腸と大腸に分布する。
孤立神経節は胃や食道の粘膜下と消化管全域の粘膜下に存在する。 主に消化管運動の制御に関与する
粘膜下神経叢にも神経線維が連絡しているため、粘膜上皮の電解質や水の輸送などにも関与している
小腸と大腸にのみ認められ、食道や胃では観察されない
粘膜上皮における電解質や水の分泌制御、粘膜に存在する小動脈の血流制御などに関与している
両者は互いに連絡している
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小腸壁に存在する神経叢
A: 消化管壁の模式図
B: 横断図