商品売買1
販売を目的として購入した物品を商品と呼び、その行為を「仕入れる」と言う
仕入れた商品代金そのものを仕入原価と呼び、引取に発生した費用を含めて取得原価という
商品の販売を「売り上げる」、それ以外の販売を「売却」という
仕入代金の支払いや売上代金の受取りには、様々な処理方法がある
現金で支払い、現金で受取る
あとで支払い、あとで受取る。先に支払い、先に受取る
預金口座を利用し、振り込む。小切手や手形、商品券などの証券を利用する
商品売買の記録には、補助簿の仕入帳や売上帳に、取引先・商品名・数量・単価・受け払い方法などを記録する
繰越商品勘定(資産)、仕入勘定(費用)、売上勘定(収益)の3つで記帳する三分法がよく用いられる
三分法では、売り上げたときに引き渡した商品原価を仕訳しないため、在庫の金額や売買益を把握できない
あとで支払う・あとで受取る取引を掛けによる商品売買と言う。これよって代金をあとで受取る権利(債権、売掛金勘定、資産)と、あとで支払う義務(債務、買掛金勘定、負債)が発生する
商品を引き渡される前に
仕入側が、一部を手付金として支払うときは、あとで商品を受取る権利が発生し、こられを前払金勘定(資産)として処理する。
売上側は、一部を手付金として受取ると、あとで商品を引き渡す義務が発生し、前受金勘定(負債)として処理する
大手百貨店や信販会社や自治体などが発行する商品券やビール券といった金券が流通している
売り上げて商品券を受け取ると、取引銀行に持ち込んで交換するまでは、債権として受取商品券勘定(資産)として処理する