日常の手続き
帳簿への記録を「記帳する」という
その内容は原則として簿記の5要素の増減であり、資産を左右する増減を対象としたものを簿記上の取引と呼ぶ 一般に言う「契約や注文」は取引ではなく、「紛失や盗難」は簿記上の取引に含める
記帳する内容は
日付…取引のあった日付を指す
勘定科目…勘定科目は法律で定められておらず、企業毎に項目が定められている
金額…すべて金額で表し、日本国内では円単位で記録する
増減(発生・消滅)…科目の増減や発生・消滅を、プラスやマイナスではなく、左側の借方と右側の貸方で記録する
その他
仕訳と勘定記入
取引を借方と貸方に分けて日付順に記録することを、仕訳と言う
日付と取引の内容を把握する
増減した勘定科目を選ぶ
勘定科目について、増減した金額を計算する
勘定科目について、5要素の増減ルールに従い借方・貸方に記入する
仕訳をもとに借方・貸方それぞへの科目の勘定口座に書き写す、これを「仕訳を勘定に転記する」と言う
期中は取引を仕訳帳に日付順に仕訳し、総勘定元帳の各勘定口座に記入する
仕訳帳と総勘定元帳を総称して主要簿と言う
現金は資産の科目なので、借方は増加で貸方は減少を表す
現金勘定の記録により「いついくら増えて(=借方)」「いついくら減って(=貸方)」「いまいくらあるのか(=借方と貸方の合計」がわかる
総勘定元帳からすべての勘定科目を書き出し、科目ごとに金額を計算し記入し、一覧にしたものを試算表という
取引を仕分けし、転記して記録する、試算表を作成し検証を行い、決算を整理した上で勘定を締め切り、貸借対照表と損益計算書といった財務諸表を作成する
table:仕訳
日付 借方科目 金額 貸方科目 金額
4/1
7/1
10/1
table:勘定記入
現金(資産) 借入金(負債)
普通預金(資産 資本金(資本)
仕入(費用) 売上(収益)