2.5 理論の評価
理論のクオリティをどう評価するかについて。これもいくつかの評価基準のパターンがある。
『ビデオゲームの美学』では、自分の理論がいけてる(日常的な言説における概念使用や他の理論がいけてない)ことを示すために、だいたい以下の3つの評価基準を持ち出していると思う:
① 理論に含まれる概念が明確に定義されている。
つまり、適用条件がはっきりしていて使いやすい。
② 知られている現象がうまく/明快に/シンプルに説明できる。
簡単に言うと、あの現象についてすっきりとわかった気になる。
③ 体系性を持った他の理論と結びついている。
結果として、汎用性があったり、より広い領域の現象との関係を考えやすい。