2.3 対戦競技と記録競技
対戦競技/記録競技
「競技」と一言にいっても、人やチーム同士で直接対戦して技を競うタイプ(対戦競技)と、人やチームがそれぞれ独立にパフォーマンスを行って、その結果の記録を競うタイプ(記録競技)に大別される。
対戦競技の例:
サッカー、テニス、チェス、etc.
記録競技の例:
境界例:
陸上競技には、対戦とは言えないもののパフォーマンス間の相互干渉がありうる微妙な例が多い(たとえば100メートル競走など)。さらに心理的な影響も相互干渉に含めるなら、大半の記録競技は実質的に境界例になるかもしれない。
対戦競技と言えるものの中でも相互干渉の度合いに差があることを考えれば、対戦競技と記録競技の区別は相互干渉の度合いによるグラデーションとして考えたほうがいいかもしれない。
ビデオゲームの対戦競技/記録競技
対戦競技の例:
ぷよぷよ、LoL、スマブラ、etc.
記録競技の例:
テトリス、アーケードゲームのハイスコア競争、各種のスピードラン、etc.
境界例:
無理にでっちあげる必要もないが、たとえば以下が思いついた:
基本プレイヤーごとに独立のプレイだが、他のプレイヤーのマリオの挙動が見えて気が散る、敵・アイテム・地形は共有している、などの意味で相互干渉の側面が多少ある。
余談:
ビデオゲームにおいて、本来記録競技だったはずのタイトルが対戦競技に改変されるパターンもある。
e.g 『TETRIS 99』