tokyo-emacs のメモ
阿部正佳さんの発表
昔のHAL研は emacs を使っていた。
昔のゲーム業界は自社ツールが会社の強み、武器だった。
ハードは貧弱だがツール自体はリッチな環境で書けたので助かった。
みんなemacsでアセンブラを書いていた。
私は言語屋なのでコンパイラは書けたけどアセンブラは書けなかった。
当時AGL(Adventure Game Language)というゲーム用のインタプリタ言語を向井さんという人が作っていた。
向井さんのすごいところは、何千行もAGLのスクリプトを書いていたが、なんとその処理系がなかった。
そのコードをみて処理系を作れと言われたことがある。
ゲーム作成にはなんとも言えない隙間産業みたいなツールが必要で、そこでemacsは相性良かった。
Mother2でプログラマーになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/MOTHER2_%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%81%AE%E9%80%86%E8%A5%B2#%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95
あいつC言語のコンパイラ作れるからアセンブラじゃなくてC言語で書こうってなってCで書くことになった。
KCL(恐らくKyoto Common Lispのこと)で書いたら遅くて、遅いところをCで直接書き直した。
そしてEmacsでアセンブリコード吐き出した。
つまりelispでCのコンパイラを書いたということだろう