バイオロジカル・モーション
#視覚心理学
人間の視覚系は入力情報が極度に制限された状況であっても,人の身体の動きを知覚することができる.例えば主要関節部に光源を付けた人間が暗闇で歩くと,運動する光点しか視覚情報はないが,はっきりと歩いている人間の印象が得られる.しかし撮影した光点動画刺激のスナップショットだけを提示したり,フレームをランダムに並び替えたり,各光点のスタート位置を変えてしまうと,身体運動の印象は完全に消えてしまう.この非常に少ない視覚運動情報から身体運動を復元する機能はバイオロジカルモーションの知覚と呼ばれ,Johansson の古典的研究1)以来多くの研究が行われてきた2).
https://www.jstage.jst.go.jp/article/vision/16/4/16_235/_pdf
交点(黒丸)を(a)や(b)のように身体に取りつけ、暗黒の中で歩いたり走ったりすると、これらの各交点は物理的には(c)のように運動しているにもかかわらず、複雑な知覚的ヴェクトル分析の働きにより、運動の分凝が起こり、人の動きが知覚される。
映像の心理学:マルチメディアの基礎 p24
https://youtu.be/zsnvig70HnU?si=_M0Lf_eeMRP3fykT