ミニマル・ミュージックの成り立ち
#音楽史
ミニマル・ミュージックの成り立ち
の歴史
1960年代にL・M・ヤングらのアメリカ人作曲家によって考案された
ミニマル・テクノやエレクトロニカにとって源流とも言える
「ミニマル・ミュージック」というタームの起源
ミニマル・アートと同時期に発生したことから、この名称が用いられるようになった
単純な素材の反復や並置からひとつの作品が構成されるという点で共通している
だが、実際には両者の美的連関はそれほど強くはない
むしろ同時代的な要因のほうが大きい
1968年にタームとしてのミニマル・ミュージックが誕生した
M・ナイマンが美術におけるミニマリズムを音楽に転用したことで
しかし、音楽におけるミニマリズムはすでに以前から実践されていたといえる
1964年の作品の存在
L・M・ヤングの《Well Tuned Piano》
T・ライリーの《In C》
上述二人にS・ライヒ、P・グラスを加えた計4人がミニマル・ミュージックの第一世代
だが、各々の音楽的な傾向は異なる
ヤングとライリー
ドローンや旋法を主体
どちらかといえば静的な趣向を持つ
ライヒとグラス
複雑な対位法的テクスチュアやポリリズムに着目した
動的なもの
この4人の音楽はそれぞれが反復や音の引き延ばしといった音楽生成のプロセスそのものに光を当てた
だから一括りに「ミニマル・ミュージック」と称される
具体的な方法は異なるもの
1970年代以降、「ミニマリスト」からの脱却
ライヒやグラスは映像を取り入れることで脱却を図った
ヨーロッパではペンデレツキ、ペルト、リゲティらがミニマル・ミュージックの方法論を用い始めた
今日では、ミニマル・ミュージックは反復を主体としたひとつの技法として定着している