プログレのサブジャンル
プログレッシブ・ロックのサブジャンル
UK
プログレの本家
ロックの可能性を探る作業(=プログレ)もUKが最前線だった
ロックの本家なので
殆どのことはUKでやってしまったと言っていいレベル。
フォークとの融合(ルネッサンス)
古楽との融合(グリフォン)
ジャズとの融合(ソフト・マシーン)
などをはじめとして
五大バンドの他にムーディーブルース、キャメルなど。
カンタベリー・ロック
UKの中でもイギリスのカンタベリーを中心に生まれた音楽
カンタベリー一派、カンタベリー系とも呼ぶ
原点となったバンド『ワイルド・フラワーズ』に連なる人脈にと捉えたほうが正確かもしれない
時代、グループによって性質が違い、音楽性によるくくりというより
ワイルド・フラワーズを元としたソフト・マシーン、キャラヴァン、まれにゴング。
イタリアン・プログレ
1970年代にプログレが大流行した国のひとつがイタリア
そこから多くのバンドが誕生した
クラシック音楽やイタリア音楽、地中海音楽の要素を取り込んだ音楽表現はプログレの様式をより突き詰めたとも言える
アンサンブルや(主にボーカルの)暑苦しさが特徴的
オペラの本場だけあってかボーカルも声楽経験者が多い。
バルカン半島の音楽に影響を受けたアレア、美麗なメロディのPFM、バンコなど
クラウト・ロック
1960年代末期から1970年代にかけて西ドイツで発生した実験的音楽
ジャーマン・プログレとも呼ぶ
クラウト(=キャベツ)は第二次大戦期のドイツ人に対する蔑称だったが
今では60年代70年代のドイツのロックくらいの意味となっている。
電子音楽など現代音楽的な要素を前面に出したグループが活躍
シュトックハウゼンのお膝元であったため
シーケンサを使ったタンジェリン・ドリーム、人力ドラムマシンのノイ!、そもそもミュージシャンじゃなかったアモン・デュールII、放浪日本人をヴォーカルに据えたカンなどがいる。
ユーロ・プログレ
西ヨーロッパ圏(伊独を含まない場合も)特にフランスやオランダのさらにシンフォニックなグループを指すことが多い
言葉の意味はヨーロッパの(EUの)プログレ
東欧プログレ
旧東側諸国のシンセ音楽
ロックの受容や音楽への向かい方、テルミンの流れを汲むソ連製シンセの影響か独特の雰囲気がある。
ハンガリーのソラリスなどが有名
アメリカン・プログレ・ハード
1980年代以降の北米のハードロックの音でプログレ的な曲を演奏するグループを指した渋谷陽一による言葉(らしい)
プログレ的なポンプ・ロック、スタジアム・ロック、アリーナ・ロックくらいの意味で使われることが多い
わかりやすく便利な言葉なのでよく使われる。
カンサス、ラッシュなどが代表例。
ポンプ・ロック
1980年代初頭にイギリスで起こったプログレの再ブームから生まれた音楽
当初はネオ・プログレと呼ばれていた
が、次第に「華麗、盛儀(大仰)」を意味する「POMP」と呼ばれるようになった。
RIO系/レコメン系/アヴァンギャルド
Henry Cow 主導の Rock in Opposition 運動に参加したバンドなど
Recommended Records系(レコメン系)や Avant-Garde Prog(アヴァンギャルド・プログレ、前衛的前衛的ロック)とほぼ同義
ズール、チェンバー・ロックなど「その他、ジャンル外」なグループ群。
Rock in Opposition は「レコード会社が興味を示さないような『在野のロック』」を広める運動であり、そのような音楽であると考えれば概ね間違いない
性質上、音楽的共通性は低い
強いて言えばロックってなんだろうなと思わせてくる点が共通。
ジャパグレ
日本のプログレ
さまざまなレコードに影響を受けた多様なグループがある
俗に言うお城系などを含むファンタジック、シンフォニックなグループは好まれやすい
ゲームやアニメの劇伴がプログレとして受容されることは多い
海外プログレの影響を受けた人たちが、80年代後半以降需要を増したゲーム音楽、アニメ音楽に参加したことで
またその逆にゲームやアニメから作曲者を通じてプログレ沼に嵌る例は後を絶たない。