きるくらりん
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm43984564#.png https://nico.ms/sm43984564
zatto.iconが作った
制作後記
音声
音作り
イントロ
かなり初期の方に埋まった気がします。
「だったらいーじゃん!」の部分
めちゃくちゃイントロに合うチョイスだなと自分でもかなり気に入ってる箇所です
https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm33141339#.png https://nico.ms/sm33141339
イメージとしてはやすなが突っかかってソーニャが反撃するというある意味いつもの流れを簡潔に表現したかった……
というよりかはどこかしらやり取りを抜き出すと高い確率でこうなるので必然なのかもしれません。
その後のメロディはOPイントロの「キルミーベイ”ベー!”」から取ってます
「悲鳴みたいなMAD」みたいなコメが来てましたが、高音とか聞くとだいぶ無理してる音色だなぁと今見直して思ってます
自分の思想として「音合わせだけしか鳴ってない場面は視聴者に分かるような仕掛け」をすべきと考えている
例えば映像で左右反転させるとか有名な箇所を使うなど
今回の場合は途中に無編集で「キルミーベイベー!」を挟むことで実現しています
特に今回はずっと音合わせが続くので、視聴者の飽きを防止するためにも効果的に働いたかなと思います。 Aメロ
流れとしては「やすなの自己紹介」「ソーニャの紹介」という感じで置いてます
頭の部分は素材の雰囲気が分かるようなパートを作るようにしてます
セリフの合わせ方は原曲を流しながらボーカルのリズムに沿ってタイムストレッチしています 今回は特に伴奏を分離しボーカルを消した状態で使っているので、原曲の特徴的なリズムを残すように意識しました
ここで言うと”うるさく鳴いた”の四つ打ちリズムとか この曲はリズムよく発音する箇所と伸びやかな箇所の区別がハッキリしている曲なので4つ打ちが逆に特徴的になっている 昔はアイテムを言葉の区切りで切り離してアイテムの伸縮でセリフ合わせをしていた
とはいえ、アイテム切断はそっちはそっちでハキハキとした発音になる気がするので、適材適所で。
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ショートカットも初期設定で”Shift + W”とかなり使いやすいので皆さんも使ってみてください
ここはかなり難産でした
1話からの引用で済めばよかったんですが、思ったよりテンポがよくすぐに本編に入ってしまってました
特にやすなパートは自己紹介という場面なので自己の性格を語っている場面を欲していた
のですが、なかなか見つからず「運が悪い」というセリフに形容詞をつける方針で固まりました
まぁそれも探すのに苦労し結果的に「華麗に不安に運が悪い」という謎の文章が誕生してしまいました。
ソーニャ部分はわりかしすんなり埋まりました
先に「特別なお仕事をしてるんです。それは、殺し屋」の部分を埋めた記憶がある
ので、その前にギャップ要素としてのビビり設定を開示しようという思考だったのかなと思います。
Bメロ
ここは1話のやり取りそのままです
AメロとBメロの境と頭のセリフの間には、元々叫び声が入っているのですが、かなりキャッチーかつ静かな場面で使うには間延びしすぎてしまうなという判断でサビ頭に移動させてます
このシーンは天丼ネタでもあるので、かなり綺麗な構成にできたんじゃないかなと思っています。
サビ
ここは完全にセリフ合わせのみで構成されています。
最初のサビをセリフ合わせのみで構成するアイデアは不可逆褐色さんの「アゴロック」に影響されています
自分は人力ボーカロイドは爆発力がある反面多用しすぎるとすぐに飽きられてしまうものと考えている
サビを複数回経由するけども一回目は抑えエンタメに寄せるという構成はとても参考になりました
やすなの特徴的、MAD映えするセリフというのはかなり数あるのでだいぶ楽でした。
ここでも前述したような特徴的なリズムというものを意識している
”なっちまうよ”や”取り繕っていたいな”、”きゅうくらりん”といった部分がそれにあたります。
次のパートの繋ぎに使ったヌンチャクを振り回すシーン
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再うp
使用MAD自体多いので特に印象に残ってるという意味でですが
間奏
ここは静かに、にぎやかなサビから次のシーンの繋ぎとして機能してます
淡白なYTPMVパートを挟むことでシリアスな雰囲気との遷移ができたのは実際大きかったかなと思います。
といっても、第二サビを削った結果なので意図してやったわけではないですが、
落ちサビ・Bメロ
ここはシリアスな雰囲気で行こうと構成段階から決めていて、多分配置は殺しやめからだと思います 今のパターンとオクターブ上のパターンを用意してヘッカ閣下メンツにどっちの方がいいか聞いて決定しました 自分は怠惰なので、ちまちま音素を切り抜いて足りなくなったら補充するという感じでやってました
サビ
ここのパートはやすなとの対比をテーマにしてます
選出もやすなパートで使ったセリフの前後から取ってます
初期の方に決まってたり、数合わせで入れたりしているものを除いて
そのためクオリティはかなり低下しているのはご愛嬌……
実際最後まで埋まらなかったパートなのでしょうがない気もする。
一番最初に「誰ももらってくれないよ〜」からのやすなの受け入れでラスサビ突入の流れを作って、そこからうんうん唸りながら埋めた記憶があります
ソーニャはツッコミキャラなので単品で面白いセリフを出すことは少なく、本当に苦労しました
最終的に上記の方針で固まりましたが、それがなければ絶対完成しませんでした
ラスサビ
人力気持ちい〜い!
ソーニャは上記の通り、やすなはUTAUで歌ってもらってます。 自分の手癖として、タイトルコールや商品名で終わらせるというものがあり、それに則ってます
映像
色調
イントロ
「だったらいーじゃん」らへんは上述の通り「ごきんじょ暗殺隊」を見てやりたいなと思い使いました
アニメだと最後が引きの絵になってしまうので、そこは捏造
「やるか!」の部分は多分一場面ではなかったと思う……どうだろう
OTOMAD TRIBUTEれでぃば氏の「ゆっこのチャレンジャー」パートのような切り抜きで空間を感じるような画面作りをしたかった記憶がある
また、この部分では一度画面が止まってしまうようなそういう違和感に悩まされていた
最終的に「同じオブジェクトを拡大して色調変えて背景に置く」「出現時に単色を挟み少しでも刺激を与える」の2点を採用した
ちなみに「出現時に〜」のアイデアはprism合作のサーバーで作業通話をしていた際にバラバボン氏から頂いた https://nicothumb2img.vercel.app/image/sm40901202#.png https://nico.ms/sm40901202
他にもパーティクルを散らしたりといったことも試してみたが、あまりうまく行かなかったので没にした
いつかポップな表現をテーマにリベンジしたい気持ちもある
イントロ2
ここでは4オブジェクトを配置している
やすな手描き
文字
メロディ
タイトルロゴ
当初はやすな手描きと文字のみだった
Aメロと差別化する上でシンプルすぎたのでメロディを増やし、タイトルロゴを増やしとした覚えがある
ただ、文字にタイトルロゴにと少しノイズ方面に情報が多くなってしまっていた感じがあるので反省。
文字フォントはひらがな・一部漢字が「後で記入」、漢字が「後で記入」となっている
色調でだいぶボケた印象になっているからか見にくかったので軽くシャドーをかけている
原曲ではそのまま白文字を配置している
メロディは合成モード〇〇で置き、タイトルロゴは合成モード〇〇をかけ拡大率で常に動くようにしている
やすなの手描きはほぼほぼくらりちゃんのトレスで済ませている
色調もスポイトして彩度などが原曲と同じになるように考えたつもり
また、まだ前半で原作通りのコミカルさでテンションを保ちたかったので、表情などを改変している。
Aメロ
上に同じ
だいぶ文字周りの配置が雑になってしまったので、反省。
Bメロ
シンプルにアニメの画面を合成モード〇〇で見せるだけ
ここでも色調は崩れないように調節した
サビの突入では色調を一度元の彩度高めのアニメスタイルに戻し、サビに引き継いでいる
サビ
画面中央にバランスがいくように、かつ左右もしっかり使ってと基本的な事柄を意識した
オブジェクトが次々登場し、かつさりげなく退場するという流れを繰り返し行う感じ
KAWAIIで集中線、そこからの魚肉ソーセージは結構うまくいったかなと思う
間奏
原曲と合わせた彩度低めで無機質な印象をめざしたデザインを心がけた
彩度高めに生き生きとさせたサビとは反対に
色調を合わせ、同じく原曲で登場したパステルグリーン(くらりちゃんのジャージ)で縁取りをし、ポップな大きめの円のトーンでオーバーレイした
無機質さを出すためにシーンの頭から終わりまでを一定の速さで回転しているのも一つポイント
ドラム隊はYTPMV的窓をイメージしていると思う
もしかして漫画表現だったりするのかな
落ちサビとのシーンチェンジはリール回転
今までは繋がっているような場面転換だった反面ここで区切りといった効果になっていると思う。
落ちサビ
画面に動きをつけたくて入れたベル以外は手描き
原曲の該当部分をベースにソーニャに置き換えた
ナイフに顔が映ってたり、刃の根本が少し血で汚れていたり、少しこだわってはいる
服装はアニメ公式が出してるパジャマを参考に書いている
髪を下ろしていたり、鎖骨を描いたりちょっと趣味に走っている部分がある。
Bメロ
ここもアニメそのまま
サビ
やすなの回想するソーニャとの思い出……的な描写
やすな本人はモノトーンにしつつ動きに凝らない代わりに配置と移動方向については考えた気がする。
音声で語った通りやすなサビパートとの対比になっているので
ラスサビ
これを世に出したくてここまで頑張った!
これはイントロでも使ったOPの動きから切り取って口をそれぞれ描いたもの
色調は原曲準拠
X軸で流れていく映像表現をズラしで考えてZ軸で行うというのは一つ引き出しとして持っている
どこのかは忘れたけど、3Dシャミ子で同じコンセプトでやってる人がいて、被った〜ってなった記憶ある
個人的に笑顔からのしっとりとした表情で見つめ合うところはだいぶ気に入っている
各々のキルミー解釈に委ねるが、自分としてはBest friend…って感じの意図であの場面を作ったし、ゆくゆくは同棲してて欲しい。