ロゴス
logos
論理的に語られたもの/語りうるもの、または言葉(言詮)を通じて表される恒常的真理もしくはそれに付随する言詮内容
言葉/論理/理性(論理性)
人間が物事を考え、判断し、筋道を立てて説明する能力。感情/情動(パトス)との対比
対話を通じて真理を探求したり、何かを論理的に説明したりする営み
万物流転の間に存する調和/統一ある理性法則
法則/秩序/世界の根本原理
カオス理論の背後にある、何か一貫した秩序や法則があるという考え。宇宙の万物が従っている根源的なルールや原理
バラバラなものを結び付け、全体としてまとまりのある世界を成り立たせている力
ヘラクレイトスの「万物は流転する」の背後にある、一貫して働くロゴスの存在
「宗教的位相」であるキリスト教では、神のことば、世界を構成するミュトスに基づく論理としてのイエス・キリストを意味する
キリスト教における「神の言葉」
新約聖書「ヨハネによる福音書」
「はじめに言があった。言は神と共在し、言は神であった。」
ここでの「言」がロゴスとなる キリスト教においてロゴスは、世界を創造した「神の言葉」であり、イエス・キリストそのものと同一視される、人格を持った存在として捉えられる この考えは、後の三位一体の教説の成立に大きな影響を及ぼした
#語彙