ロボットの夢の都市
著:ラヴィ・ティドハー
太陽系を巻き込んだ大戦争から数百年。宇宙への脱出を夢見るジャンク掘りの少年、それ自体がひとつの街のような移動隊商宿で旅をつづける少年、そして砂漠の巨大都市の片隅で古びた見慣れぬロボットと出会った女性。彼らの運命がひとつにより合わさるとき、かつて一夜にしてひとつの都市を滅ぼしたことのある戦闘ロボットが、長い眠りから目覚めて……世界幻想文学大賞作家が贈る、どこか懐かしい未来の、ふしぎなSF物語。
【今週はこれを読め! SF編】
タペストリーのような質感の未来のお伽噺〜ラヴィ・ティドハー『ロボットの夢の都市』 - 牧眞司|WEB本の雑誌
読後感はとてもいい。
数百年先、現在とほどよく地続き、地勢の延長線上にありながら、禁じられた魔法のような科学の数々が登場する。
たくさんのガジェットはSF的に今とかなり変わっているが、人間の役割と振る舞いはいい意味で変わっていない。
スターウォーズのタトゥイーンを思い浮かべたよ。