数学ガールの秘密ノート/数を作ろう
著 結城 浩
https://www.amazon.co.jp/dp/4815615411/
中学生・高校生向けのやさしい数学を楽しい会話で学ぶ『数学ガールの秘密ノート』シリーズの16作目です。「僕」と三人の数学ガール(ミルカさん、テトラちゃん、ユーリ)が楽しい数学トークを繰り広げます。
本作のテーマは「数の構成」です。
本書では、何も存在しないところから始まって「数というもの」を少しずつ作っていく様子が物語形式で描かれます。 私たちが当たり前だと思っている「数」を自分の手で「作る」ことができるというのは驚くべき発想です!
学校では、1,2,3,... という「自然数」、ゼロや負の数を含めた「整数」、分数や小数で表記される「有理数」、ルート2や円周率などを含む「実数」、方程式を通して「複素数」へと学習は進みます。
本書は数学ガールらしく、いろいろな「数」の性質を暗記してすませるのではなく、対話を行いながら、何もないところから「数」というものを一歩一歩構成していきます。読者は物語を追いながら「数とはいったい何か」を考えることを通じて数学の世界に導かれていくことになります。
中学生・高校生をはじめとして、数学を楽しみたいと思っている大学生から社会人にもお勧めできる一冊です!
オリジナルの数学ガールは大変面白かったんだけど、
自分のレベルではちょっと背伸びしているところがあって
もうちょっと簡単な奴として本書を読んでみた。
集合を使って、自然数を拡張していって、整数・実数・複素数を作っていく話は以前に別の本でも読んだ気がする。
でも、この本のほうが厳密。それでいて、分かりやすさが損なわれないところが流石だなぁ。
ラノベ風の会話形式になっているせいなのか、あんまり上から目線にならないところが良いんじゃないかな。
あと、環と体の説明も出てくる。
デデキントの分断で実数を再定義するところは、ちょっとよく分からなかった。
別の本の説明のときは、もう少し腹落ちした気がするので、調べ直してみたい。
他の数学ガールシリーズも、どんどん読みたくなる。
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