イヴリン嬢は七回殺される
著 スチュアート・タートン
https://www.amazon.co.jp/dp/4163910484
仮面舞踏会の夜、令嬢イヴリンは死んだ。
おまえが真犯人を見つけるまで、彼女は何度も殺される。
館ミステリ+タイムループ+人格転移。 驚異の超絶SF本格ミステリ、登場。
森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。そこにはハードカースル家に招かれた多くの客が滞在し、夜に行われる仮面舞踏会まで社交に興じていた。
そんな館に、わたしはすべての記憶を失ってたどりついた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかもわからなかった。だが、ひょんなことから意識を失ったわたしは、めざめると時間が同じ日の朝に巻き戻っており、自分の意識が別の人間に宿っていることに気づいた。とまどうわたしに、禍々しい仮面をかぶった人物がささやく――今夜、令嬢イヴリンが殺される。その謎を解き、事件を解決しないかぎり、おまえはこの日を延々とくりかえすことになる。タイムループから逃れるには真犯人を見つけるしかないと……。
悪評ふんぷんの銀行家、麻薬密売人、一族と縁の深い医師、卑劣な女たらしとその母親、怪しい動きをするメイド、そして十六年前に起きた殺人事件……不穏な空気の漂う屋敷を泳ぎまわり、客や使用人の人格を転々としながら、わたしはの謎を追う。だが、人格転移をくりかえしながら真犯人を追う人物が、わたしのほかにもいるという――
英国調の正統派ミステリの舞台に、タイムループと人格転移というSF要素を組み込んで、強烈な謎とサスペンスで読者を離さぬ超絶SFミステリ。
イギリスの本読みたちを唸らせて、フィナンシャルタイムズ選ベスト・ミステリ、コスタ賞最優秀新人賞受賞。
多数のミステリ賞、文学賞の最終候補となった衝撃のデビュー作!
おもしれー!
「ゼルダの伝説、ムジュラの仮面」みたいに限られた一日をループして、殺人事件の謎を解く。
ループのたびに、憑依する人格が変化することで、ゲームを何度もやり直すみたいな感覚になる。
2020「このミステリーが読みたい」海外篇 第4位
【今週はこれを読め! ミステリー編】『イヴリン嬢は七回殺される』に引き込まれる! - 杉江松恋|WEB本の雑誌
https://www.webdoku.jp/newshz/sugie/2019/08/09/120358.html
#2025
#book
#SF