ISBN:978-4062879323 都市計画の世界史
アリストテレスは、ポリスには「ひとめで見渡せるかぎりの最大の人数」を収容すべきと主張した。
ポリスは田園と均衡する形で発展した。人口規模がある程度までいくと、ポリスをそれ以上大きくするのではなく、別の、新しいポリスが建設された。つまり、もとの都市の近くに新都市をつくるか、またはもっと遠くに殖民都市をつくるかして、都市の分散が図られたのである。この都市規模を一定に止める考え方はギリシャ都市計画を支配していたのである。
都市形成の歴史を見ると、都市の成長速度と人々の生活条件の変化に都市形態は依存している。町が比較的短期間につくられねばならない時には、町の形態は大なり小なり秩序的になる。
中世ヨーロッパの都市は先のフィレンツェのような、城壁を外へ拡大するということは例外的で、その内部で成長した。
これはSAOの城壁が拡大していく都市
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