やる気に左右されない作業のコツ
側坐核の話は陳腐で人工に膾炙した話なので端折る.
一番大事なのは「神経を張り詰める必要はない」ということ
作業をしたり,思考をすることに,必要以上の心的コストを掛けていないか?
100mを走るように,神経を張り詰めて,ガーッと集中するだとか,心拍数を無理に上げようとしたりしなくて良い
ただただ淡々と作業をする
やる気が出ないのは,神経を張り詰めないといけない,と思い込んでいるから
つまり,エネルギーギャップを乗り越え,励起状態に上げないといけないと思い込んでいる
実際,本当にそうなのか?
我々は日常生活(基底状態)で常に思考を巡らし,街路を歩き,日光を浴びる木々を見て思索に耽っているはずだ.
同様に,基底状態でも思考は出来るし,作業もできるのではないか?
https://gyazo.com/8cee4023560d371ab445324e0f49a072
それを誤って解釈しているから,「実際の工数は想定の1/3だから手を動かせ」とかいう盲信に足を掬われる
「エネルギーギャップは想定より少ないよね」という議論ではなく「そもそも基底状態でイイじゃん」という主張
あとは,如何に「やらないといけないからやる」タスクを減らして「楽しいからやる」タスクを増やすか
義務感だったり承認欲求のような外圧的なモチベーションはいずれ朽ち,身を滅ぼす
君は,やらないといけないからコードを書いているのか?承認されるために論文を書いているのか?
ちがう,本来は楽しいからやっていたはずである
やった方が良いというタスクに対しては,組織から要請されるdutyの量を減らすべき
それができなければ,その組織を辞めたほうがいい
メンタルとは下記3つの直行成分によって構成される(人によっては相互作用があるかもしれないが)
無力感 + 不安感 + 眠気
無力感 → 自分なんてだめだ,やる気がない,うわー,みたいな感じ
「神経を張り詰める必要はない」
毎日のルーティンをこなして,ベッドから起き上がれば良い.
机の上でPCが開くのが億劫なら,別に膝の上で開けば良い.
長い長い一日が始まる,と憂鬱になるとき
ダラダラしてたら時間が過ぎるように,結局すぐ時間立つ.
不安感 → 動悸を起こすような胸のぽっかり感を引き起こす脳内物質分泌
どうしてもやばいときは,SSRIやベンゾジアゼピン系を飲むと良い.
仕事上の不安は,〆切に起因することが多い
真っ当な方法は〆切を守るように,1週間前に終わる程度のスケジュールを組むべきだが,そうもいかないこともある
そういうときは,潔く〆切を伸ばしてもらう.
伸ばしてもらってから,スケジュールを組み直す.
人と触れ合うか電話するか
仕事・研究とは関係ない話題・人が良い
無力感や不安感
基本的には寝ても解決しない.なので,8時間以上寝ても無駄
重篤患者は1日中寝るべき(精神科医はそう勧めている)
眠気 → 眠いからやる気がでないことと,無力感でやる気が出ないから眠いことを切り分けるべき.
仮眠を取ると良い.
ずっと眠いのは,単純に生活リズムの問題