最強のふたり
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U-NEXTのホームの「人気急上昇」から。おもしろーー。いい話でした。とにかくドリスの魅力に尽きる。周りもいい人たちばかり。フランス映画のユーモアとかって成熟してる感じがしてうらやましい。グッド・ウィル・ハンティングと2日連続で観て気づいたんだが、こういう「境界を超える」お話っていうのはだいたい良くなるんじゃないか。 フィリップの誕生日にみんなでダンスするシーンが最高で、フィリップがみんなを見ながらにやにや笑ってて、自分も同じ気持ちになってにやにや笑える。ダンスとか歌のシーンってやっぱりそれだけで強い、基本的に歌ったり踊ってる人を観るのはそれだけで面白いから。
ラストシーンで泣いたんだけど、なんか珍しい感情によって泣いた気がする、悲しいとかじゃなくて、「なにこいつめっちゃ粋なんですけど(泣)」っていう。かっこよ泣き。
概要
頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ。 2011年10月23日、第24回東京国際映画祭のコンペティション部門にて上映され、最高賞である東京サクラグランプリを受賞し、主演の2人も最優秀男優賞を受賞した。また、第37回セザール賞で作品・監督・主演男優・助演女優・撮影・脚本・編集・音響賞にノミネートされ、オマール・シーが主演男優賞を受賞した。 フランスでの歴代観客動員数で3位(フランス映画のみの歴代観客動員数では2位)となる大ヒット作となった。日本でも興行収入が16億円を超え、日本で公開されたフランス語映画の中で歴代1位のヒット作となった。
エンドクレジットには、映画によって得られた利益の5%が、ローラン・ド・シェリゼによって設立された麻痺者のための協会「シモン・ド・シレーヌ」(Simon de Cyrène)に寄付されることが示されている。 製作エピソード
この映画は、実在の人物である フィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴとその介護人アブデル・ヤスミン・セロー(Abdel Yasmin Sellou)をモデルにしている。フィリップは、1951年生まれで、1993年に事故で頸髄損傷となり、2001年に自身のことや介護人アブデルとのことを書いた書籍『Le Second Souffle』(和訳:第二の呼吸)を出版した。 2002年には、フィリップとアブデルはフランスのテレビ番組『Vie privée, vie publique』で取り上げられた。この番組の司会者ミレイユ・デュマ(英語版)は2人に興味を持ち、2003年に2人を描いたドキュメンタリー『À la vie, à la mort』を製作した。
このドキュメンタリーを観たエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュが、映画化を考え、フィリップに話を聞きに行き、脚本を書き上げて、映画を監督した。
実話との相違点
劇中では雇ったのはドリスというアフリカ系の黒人になっているが、実際はアルジェリア出身のアブデルという青年(当時24歳)だった。
劇中、フィリップの妻ベアトリスはすでに死亡したことになっているが、実際に彼女ががんで亡くなったのは、アブデルが家にやって来てから4年後の1996年5月のこと。
映画では、ドリスの弟が助けを求めに来たことをきっかけに、雇用関係を解消。ほんの1年程度の出来事のような印象だが、実際には10年間にわたって面倒を見ており、2人はモロッコへ移住するのだが、アブデルが現地の女性を好きになったため、アブデルの将来のことを考えて、フィリップの方から契約を解除している。
脚本 エリック・トレダノ
オリヴィエ・ナカシュ
公開 スペインの旗 2011年9月23日(SSIFF)
フランスの旗 2011年11月2日
日本の旗 2012年9月1日
上映時間 112分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
製作費 950万ユーロ
興行収入 3.46億ユーロ(ヨーロッパ)
16.5億円日本の旗