天皇杯で優勝してから一年たった
2023年天皇杯決勝、川崎対柏をみた。いやーー、PK戦って本当にどうかと思う…今年の天皇杯の甲府と鹿島の試合を彷彿とさせる、決めれば勝ちという状況でお互いに外した挙げ句に10人ずつ蹴るっていう、ちょっとしたグダグダ感が流れつつ、それでも松本が外したとき、プライベートライアンを見終わったときみたいに声を出して泣いてしまった。去年の甲府はPK戦で優勝したわけだけど、うーん、、PK戦っていう制度はどうかと思う!!キッカーにロシアンルーレットさせてるようなもので、ものすごく残酷。一人の人間に背負わせてる期待、責任の総量がやばすぎる。
しかし、両チームとも素晴らしい試合だったし、川崎は我らが甲府の跡を継ぐチャンピオンとして申し分ないチームと言えよう。
サッカーって残酷だ、別に、ゲーム中のミスとかもPKのミスと等しく、悔やんでも悔やみきれないものとか数えきれない。先週の東京V対清水の試合でもそういうのがあったし、こういう、言ってしまえば「残酷ショー」を娯楽として、生活の一部として消費していることに対して罪悪感を感じなくもない。去年の天皇杯決勝の延長後半のPKで満田が右に蹴ってたら、河田が左に飛んでたらとか、別に考えなくてもよいことを考えてしまう。ずっと覚えてる、あの試合であいつがああしてれば、ああしてなければ。あらゆるたらればの上でかろうじて成り立ってる危うい現在。危ういからこそ素晴らしくて、愛おしいのかもしれない。残酷ショーを消費しているといえば消費しているし、でも生活の一部だし、ファン・サポーターは12人目の選手なので残酷ショーとして消費される一部でもある。それはそれとして、わたしたちはきょうも暮らしていかないとならないから、便宜上こんなことをフットボールと呼んでやりすごしているわけなのだが。 ありがとう、川崎、柏、すべてのサッカー関係者!甲府!
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