多様性の科学
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購入回数、2回。ギフトで送った回数も入ってるんですね。
数年前に当時の同僚、新卒1年目のエンジニアにおすすめしてもらって積んであったのを読んだ。面白かった。自分はもとから多様性に興味があり、尊重したい(全ての多様性を愛したい)という気持ちだけはもっていて、この本を手に取ったわけで、これも一種のエコーチェンバーなのか?第五章エコーチェンバー現象での寓話(実話だが)は本当に良い話だった。科学かといわれると、参考文献とかは結構強めの数本を参照しているという感じで、具体的な数字、計測みたいな話は本書ではそこまで出てこないので、そんなに科学ではない気がする。REBEL IDEAS: The Power of Diverse Thinkingという原題にはあまり科学風味はなくてかなりアジテーション寄りなタイトルに見受けられるので、どういう経緯でこのような邦題なったのかは興味がある。 原題がめちゃくちゃかっこいいと思う。自分の中の中二心、活動化心をくすぐってくる。本の中では「反逆者のアイデア」と言われていたのがREBEL IDEASなんだと思うが、REBELって好きなんだなー、書き換えと同じでなんか心を揺さぶってくる言葉。 ブレッチリー・パークに集められた、アラン・チューリングをはじめとした暗号解読チームを「反逆者たち」と呼ぶ感じ、わかるんだよなぁ。スラムダンクの湘北、七人の侍、アルマゲドン、麦わら海賊団、とかに共通して流れてるバイブスのような。
REBEL、なんとなく過激とかいうイメージを与えてしまいがちな気がするけど、本書は色んな人とうまくやっていくこと、仲良くやっていくことの大切さをしつこく説いているので、反体制とかそういうのとはかなり遠くにある、ラブ&ピースな本でした。
商品説明
経営者からメディア、著名人までもが大絶賛!なぜグッチは成功しプラダは失敗したのか。なぜルート128はシリコンバレーになれなかったのか。オックスフォード大を主席で卒業した異才のジャーナリストが、C I A、グローバル企業、登山隊、ダイエットなど、あらゆる業界を横断し、多様性の必要性を解き明かす。自分とは異なる人々と接し、馴染みのない考え方や行動に触れる価値とは?
Index
目次
第1章 画一的集団の「死角」
第2章 クローン対反逆者
第3章 不均衡なコミュニケーション
第4章 イノベーション
第5章 エコーチェンバー現象
第6章 平均値の落とし穴
第7章 大局を見る
Author description
著者情報
1970年生まれ。英『タイムズ』紙の第一級コラムニスト、ライター。オックスフォード大学哲学政治経済学部(PPE)を首席で卒業後、卓球選手として活躍し10年近くイングランド1位の座を守った。英国放送協会(BBC)『ニュースナイト』のほか、CNNインターナショナルやBBCワールドサービスでリポーターやコメンテーターなども務める。