今週末のプレイリストを作るのが楽しい
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毎週末にプレイリストを作っている。一年間続けているが、飽きずに続けている。フォーマットというか縛り、約束事とか、そもそもこの活動全体的にtaizoooサンがやっているのを見て恥ずかしげもなく全面的に真似しているものだ。 毎週金曜日の夜に、その週末のためのプレイリストを Spotify で組んでいる。ちょっとしたルールがあって、一度選んだ曲は入れないこと(過去1年間は)、同じ作者、演奏者、アルバムからは1曲しか入れないこと、曲順を真剣に考えること、合計時間は60分であること。
2020年に始まったそれはインターネットで見かけた誰かサンたちの真似だった。並べかえたり入れ替えたり延々としていた。プレイリストを作るのは楽しい。いつかのカセットテープ、そして muxtape を思い出させた。初めての1曲目にはかつて muxtape で kenmat (自分にとってのインターネット・ロックスターでありオールドスクーラー)が選らんでいたカーティス・メイフィールド "Move on Up" を置いた。大抵のものはみんな誰かのコピーだ。 自分の場合、
一度選んだ曲は入れないこと、意識はしているけど忘れて入れている可能性がある。
曲順、考えているけど真剣かは怪しい。
最近聴いた曲と聴きたい曲、好きな曲が対象。
毎週プレイリストを作る活動は、実は以前もやっていたのだけど、あんまりおもしろくなくなって自然とやらなくなっていった。その時は、時間の縛りがなかったり、新譜だけを対象にしていたり、という違いがあったが、1時間しばりというのがこのスタイルの白眉かなあと思っている。
https://open.spotify.com/playlist/3C7ONu2wqLFRoV6wDHwA9N?si=ab7872ad8f624888
一時間、オーバーしているときは曲を泣く泣く削るし、足りないときは曲をどうにか考えて持ってくる。これやってることはテープづくり、好きな人にプレゼントするテープとかドライブ行くときに車で聴くテープを作ることとおんなじなんだなと思った。俺はテープ作ったことないけど。自分がやったことないはずの行為を今やって懐かしく思うこと、あると思う。なんなら名前とかついてそう。
それで作ったプレイリストは週末の掃除中や移動中、ネットサーフィン中とかにリピートで聴くのだけど、ここでも一時間縛りが活きていて、本当にちょうどいい。60分は最後の曲から最初の曲に戻るときには最初の曲が新鮮に思える最小時間だとおもう。
この活動でなんとなく気づいたそれっぽいことは、ディグっていうのは新しいものとか古いものとかいろんな対象があるけど、自分の趣味嗜好、過去に好きだったものそこまではまらなかったものへのディグっていうのも相当面白いということ。プレイリストの流れに合う曲とかで自分の中のホコリ被った引き出しを開けてガサゴソと、本当にそこにあったかどうかも疑わしいものをあったはずなのにと探すような感じ。その途中で、探してたものとは違うんだけど、あれこんなのあったんだ、昔は全然気づかなかったけどすげーいいじゃん、みたいなことがあったり。この、「今週末のプレイリスト」っていう行為はそういう、自分をディグるという側面もあるような。自分をディグる、そういうそれっぽい、カッコのついたような恥ずかしい言葉が出てきたが、そういうことなのだ。