ヴァンフォーレ甲府の夢のような3年間が終わった
応援しているヴァンフォーレ甲府は2022年に天皇杯で優勝した。2023年はACLグループリーグ突破した。今年、ノックアウトステージで蔚山に敗れACLが終わり、ACLグループリーグ突破のおまけで(?)プライムステージからの参加になったルヴァンカップも川崎に敗れた。夢のような3年間が終わってしまった。これからどうなるのか。選手はもちろんだし、天皇杯優勝という奇跡の中心にいた吉田達磨監督にあらためて大きな感謝、ACLグループリーグ突破の篠田監督にも感謝。これから先どうなってしまうのか。10年以上、ホーム最終戦のセレモニーは皆勤賞で観続けていると思うけど、ブーイングは初めて見たかもしれない。俺は未練がましいけど、今でも2018年に、2023年に、達磨サンが監督を続投していたタラレバ、並行世界のことを考えている。篠田サンでサッカーはかなり変わったが、大塚サンでまたちょっと元に戻ってきた。今シーズンの篠田サンの成績不振が怪我人続出と重なったことで同情するような意見を聞くけど、俺は怪我人続出が、そもそも監督の方針の影響も大きかったんじゃないかと邪推している。大塚サンになって、ファールの数は減ったし、危ないアフター、応援しているチームに対しても「それはダメだろ」って思うようなダーティーなプレーは見なくなった。鹿島とか、浦和とか、そういう、勝利が至上命題みたいなクラブとはそもそものアイデンティティが違う。フェアネスとか、誰でも仲間にしてくれる、ピッチの中と外がセパレートしない、そういうところに甲府のアイデンティティがあると、大塚監督が気づかせてくれた。それだけでもこの3年間、自分にとっては大きな実りのある3年間であったと思える。 今年のベストゲームは天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会(2024) 三回戦 甲府vsC大阪。ヨシキ、頼むから来年も残ってくれ!大塚監督がクラブの文化とピッチでセパレートしていないと示した、エポックな試合であった。この日taizoooサンに会ったのもすごい衝撃だ。思えば、2011年ごろ、ヴァンフォーレ甲府を熱心に応援し始めた頃に、甲府関連の記事によく一人だけはてなブックマークしている人がいて(おそらくTwitter連携、つぶやいたリンクを勝手にはてブするという機能が昔あった(今も?))、それがtaizoooサンを知ったきっかけで、そこからウェブの面白さみたいなものにずぶずぶとのめり込んで今に至るので、大塚監督が色んなものを気づかせて、思い出させてくれた試合だと言える、非常にエポックだ。