レコード屋に行くのが楽しい
2020年の9月、レコードプレーヤーを買った。もともと友人のおさがりの、vestaxのいかついやつを持っていたのだけど、2017年に神楽坂から東小金井に引っ越すときに捨てた。レコードあんまり聞かないなぁと思って。また買ったきっかけは、/hub/母親の誕生日になにをプレゼントしようか で、なんか母親に今までよりもエクスクルーシブな誕生日プレゼントをしようと思っていたところ、june29サンとtaizoooサンに背中を押してもらって、レコードをプレゼントすることにしたこと。フィガロの結婚をメルカリで買ったんだけど、5枚組で4枚はプレゼントの対象じゃなかったので、自分で聴くかと思って、またレコードプレーヤーを買った。1万円くらいのやつ。スピーカー内臓のやつ。/hub/今年も使い続けているもの2021#61b2fa663868750000d6d474。最初は満足してたけど、やっぱりもっとでかくていい音で聴きたくて、これは捨てずにとっておいた Fostex pm0.4n ていうアクティブスピーカーを引っ張り出してきて今年からつないだ。 レコードプレーヤーをまた買ってから、やっぱりレコード欲しくなってレコード屋に行く機会が増えた。人とどこか行って、その先で別行動みたいになったらまず近場のレコード屋をGoogle mapで探す。沼るのがこわくて最初は500円以下縛りとかやってたんだけど、次第に1000円以下縛りになり、今はもう縛りはないな。プレミアついてるみたいのは別に買わないけど、新品の限定版みたいのは6000円とかでも買ってしまうようになってしまった。
レコード屋でレコードを探すのは楽しい。レゲエで良かったアルバム関連のものとか、自分の思い入れのあるCDのアナログ盤を見つけると楽しい。レコード屋は指先の触感ですね。レコードを探すの、Spotifyだったら検索窓に打ち込んでエンター押してあるかないか、3秒で終わることを、レコードの場合はレコ屋一軒20分ぐらい、それを何軒もはしごして見つかったり見つからなかったりという感じで、めちゃくちゃに無駄が多い。ネットで買えばすぐ買えたりするんだろうけど、その過程で予定じゃなかったやつとか見つけたり、そもそも指先の触感と探し当てたときの感触を味わいにレコード屋に行ってる感じがある。パチンコとかと変わらない気がする。ロマサガで技ひらめくみたいな。
それで、音はやっぱり良いと思う。疑似科学っぽさの疑いを全然捨てきれてないんだけど、やっぱりどうしてもレコードの音はCDやサブスクとは違って皮膚から染み込んでくる感じが否めない。今年は同僚で友人も何人か新しくレコードプレーヤーを買ったので、日にちをあわせて出社して早めに退勤して渋谷のレコ屋を巡るなどをしたけど、本当に楽しい。音楽は笑顔だ。レコードは、スマホでポチポチやったらなんでも摂取できる時代に逆行するカウンターカルチャーっぽい感じもわかりやすくていい。常にレコ屋に行くチャンスをうかがっている。