プレーンソング
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猫と競馬とともに生きる、四人の若者の奇妙な共同生活。〝社会性〟はゼロに近いけれど、神の恩寵のような日々を送る若者たちを書いたデビュー作。
ワードがずっと頭に残っていて、アトロクブックフェアで買った。なるほど、パワーアンビエント。文体独特、特になにも起こらない、日常。読みやすくはないけど、読みやすいと言って差し支えないような雰囲気がある。雰囲気、アンビエンス。
本当に保坂さんが猫飼ってて、伝染病になっちゃって、つらい思いして、そのネガティブな気持ちを一掃するために不安や不幸の予感の欠片すらない小説を書こうと考えたって、これを書いたんですよね。だから、本当に日常のことしか書かないみたいな。でも、フロウとかはメチャクチャ、この人、結構特殊で。
それで物語だったらドラマとか、アクシデントとか入れたくなるじゃないですか。でも、それとかを本当に全部排除してっていう部分が僕はパワーだと解釈してるんですよね。これ、Mercy君が考えてくれたんですけど、パワー・アンビエントって。アンビエント・ミュージックみたいに物語自体は流れていく。設定だけあって、日常がどんどん流れていくみたいな小説なんですよね。
パワーアンビエントのパワーってなに?パワー・ポップとか、パワー〇〇
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へーーー、ティムヘッカーは好きだが、パワーだったのか。