カサブランカ
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1時間42分
第2次大戦下の仏領モロッコのカサブランカ、酒場を経営するリックは昔の恋人イルザに再会する。だが彼女は反ナチのリーダーである夫ラズロに伴われ、旅券を手に入れるために現れたのだった。リックはイルザを愛するがゆえに、イルザとラズロの国外脱出に手を貸す決意をする。
渋すぎる。「戦時下の地下活動もの」みたいなもの、難しいというかついていけなくなるやつが自分は多くて、これも途中20分あたりで眠さMAXになって、久しぶりに「映画の途中で一回昼寝」をした。が、寝て回復したら最後まで夢中になったーー。君の瞳に乾杯ってこれが原典なのか?「Here's looking at you, kid」を「君の瞳に乾杯」って、超訳すぎない?直訳すると「君を見つめるだけの存在がここにいますよ~~」?そもそも、原文のlookingの主体は「自分の瞳」なのに、日本語に訳すときに「君の瞳」に転換してるのやべーー、「見る」と「見られる」、見ることは見られること。この翻訳が80年後の現在にもはや元ネタを知ってる人が少ない(少なくとも自分は知らなかった)ミーム的な浸透の仕方しているの、翻訳者よ。夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したという話はみんな好きだが、こっちもすごい!最後の「持つべきものは友だな!」(だったかな?)ももしかしてこれが原典か?
名文句
アメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI)選定の 「アメリカ映画の名セリフベスト100」(2005年)の中に以下のセリフがランクインしている。
第5位:"Here's looking at you, kid."「君の瞳に乾杯」注 32425 第20位:"Louis, I think this is the beginning of a beautiful friendship."「ルイ、これが俺たちの美しい友情の始まりだな」
第28位:"Play it, Sam. Play 'As Time Goes By." 「あれを弾いて、サム。『時の過ぎ行くままに』を」注 4 第32位:"Round up the usual suspects.「いつもの要注意連中を一斉検挙だっ」"
第43位:"We'll always have Paris."「僕たちの、心の中には、パリがある」
第67位:"Of all the gin joints in all the towns in all the world, she walks into mine."「世界に星の数ほど店はあるのに、彼女はおれの店にやってきた」
他にも、以下のような、よく知られた台詞がある。
Yvonne: Where were you last night? 「昨日の夜はどこにいたの?」 Rick: That’s so long ago, I don’t remember. 「そんな昔のことは覚えていない」 Yvonne: Will I see you tonight? 「今夜は会える?」 Rick: I never make plans that far ahead. 「そんな先のことはわからない」
“If it’s December 1941 in Casablanca, what time is it in New York?” 「今日カサブランカが1941年12月なら、ニューヨークは何時だ?」