それでもボクはやってない
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めちゃくちゃ面白かったー、2時間とちょっとの時間が本当にすぐ、体感時間で言えば最近見た映画の中では一番早かった。やはり、主人公に肩入れしてみるので、怒りとか、やるせなさとか、そういうとこで涙も出る。加瀬亮の演技が良かったように思う。あとは、優しくされたり、頼もしく感じるとまた泣いてしまう感じ、あれなんなんでしょうね。瀬戸朝香もありがとうだし、やはり、役所広司、かっこよすぎる。役所広司、最初はなんかいい俳優だなあぐらいだったが、何回かみるうちにどんどん好きになってきた。
途中でモブっぽい人がこれみよがしに言ったセリフで、「無罪を出す裁判官は出世できない。裁判官は官僚であり、評価査定される側である、評価者は国家。無罪を出すということは、警察と検察のメンツを潰すということ。警察と検察も国家なので、国家に楯突けば国家からは評価されない。」というのがある。めちゃくちゃ意訳で、本当はこんなに長くなかったが。これがめちゃくちゃ、アハ体験的な感じ、確かに!って思っちゃったなー、弁護士は言ってしまえば民間なので、ざっくり民間と国家という線引きがあって、裁判官は国家側なわけだ。基本的に評価制度というものが孕む難しさ、欺瞞みたいなところにも思いを馳せつつ、怒り、やるせなさ、そういうのを感じるし、これを中学生とか高校生の時に見てたら、裁判官になりたい、なって、めちゃくちゃ無罪を出してやりたいって思ってたかもなー。
『それでもボクはやってない』は、2007年1月20日に公開された日本映画。 周防正行監督による、『Shall we ダンス?』以来11年ぶりの新作映画。痴漢冤罪の訴えを題材に、日本の刑事裁判に疑問を投げかける社会派作品である。 主人公による痴漢行為は冤罪か事実かどうかは作中で描かれないため、マスコミ試写の後に有罪か無罪かの判決投票が行われた。
2007年8月には、第80回アカデミー国際長編映画賞に日本代表作品として出品された(結果は落選)。第31回日本アカデミー賞では優秀賞の1つに選出された。
企画
監督・脚本の周防正行は、2002年12月に朝日新聞で痴漢の罪に問われた人物が東京高裁で逆転無罪を勝ち取った記事を読んだ。その記事には支援者や家族、本人の奮闘についても書かれており、日本の刑事裁判の有罪率の高さや、無罪を取るためには被告人側が無実を証明しなければいけない現状についても触れられていた。周防が考えていた刑事裁判と現実の刑事裁判の違いを感じ、それを切っ掛けとして司法関係者への取材や刑事裁判の傍聴などを行い、裁判の現実を多くの人に知ってもらいたいと考え、映画制作を決意した。刑事裁判のありかたを伝えたいと「つまらなくても作りたかった」という。 「つまらなくても作りたかった」、かっこいい。めちゃくちゃ面白かった。
作品の評価
2021年に「弁護士が選ぶ法曹界を描いたドラマ・漫画・映画ランキング」映画部門で1位に選ばれた。(2位『12人の怒れる男』)。 備考
周防は本作がきっかけで、日弁連からの推薦により、法制審議会の「新時代の刑事司法制度特別部会」の委員になった。
そんなことってあるんだ。
脚本 周防正行
東宝
公開 日本の旗 2007年1月20日
上映時間 143分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 11.0億円