おはん
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面白かった。思いの外、面白かった。楽しめた。まず絵がめちゃくちゃいい。エモい、このエモさ、Aesthetic。色合いとか、ざらざら感とか。そして吉永小百合と大原麗子に、どうしても釘付けになってしまう、超魅力的。何といってもおばはん、ミヤコ蝶々のよさ。早口でほとんど何言ってるか分からんが、確からしさがある。石坂浩二は一個も魅力的なところがない。そこがまたいい。現代の、2026年のフェミニズム的な側面からも語りがいがある映画に思える。俺は語れないが。この映画において、男性(石坂浩二)は記号的な何かでしかなくて、存在感が皆無、男性性はほとんど少ないように思えるが、一方で確かな有害性みたいなものを物語上に刻んでいる。その上で、主人公というか、おはん、佳代子、オバはん、おせん、女性たちがドライブしていく力、馬力、みたいなものが素晴らしいと思う。なんと言っても絵がめちゃくちゃいい(2回目)。
ちなみに、ポスターにある「あしたは あの女と このように なさるのですか...」というセリフはなかったように思う。宣伝のために露悪的にというか、泥沼不倫ものっぽい世界観の演出をしているのだと思うが、劇中で言っていないセリフをさも言っているかのように見せるポスターはEvilだろう。実際、
面白かった。思いの外、面白かった。楽しめた。
というのは、見る前はポスターから、そういう世俗的な雰囲気を感じ取って、舐めていた部分がある。実際はもっと良いので、宣伝のためにあえてバカになるというか、質を落とすようなことしないほうがいいんじゃないかと思う。
1984年10月6日公開。配給は東宝。東宝邦画系のチェーンマスターが千代田劇場(後の日比谷映画)から日劇東宝(現・TOHOシネマズ日劇・スクリーン2)へ移行後の第1作であり、同館のオープニング上映作品となった。第8回日本アカデミー賞で多くの賞を受賞している。1985年4月にVHS化、2008年11月にDVD化している。
製作
監督を担当した市川崑にとっては、かつて大映と契約していた頃から映画化を企画するも頓挫していた作品であり、映画化を賛同していた妻で脚本家の和田夏十を亡くした直後でもあり、東宝社長の松岡功の協力もあって製作が実現した。原作の舞台は原作者の想像した世界であるとの解釈の元、映画でも話の舞台は、登場人物の台詞を中途半端な西国言葉にするなど、意図的な抽象化が行われた。また原作が語りの文学であることを考慮し、映像化においてナレーション多様の演出を避け、話の流れを客観的な構成にした上で、洋画『イブの総て』のような物語が反復し、尚且つ原作にはないオリジナルのラストが考案された。撮影には当初、市川と旧知の仲であった宮川一夫の起用が検討されたがスケジュールが合わず、長谷川清の元でチーフ助手をしていた五十畑幸勇が新人起用された。また製作中に本作が日劇東宝の杮落し作品に急遽決定され、元々地味な作品で派手さに欠けると判断した監督の意向を受けたプロデューサーの発案で、歌手の五木ひろしが主題歌に起用された。
五木ひろしのオープニング良かった。グッと掴まれた。
監督 市川崑
脚本 市川崑
日高真也
製作 田中友幸
市川崑
出演者 吉永小百合
石坂浩二
音楽 大川新之助
朝川朋之
主題歌 五木ひろし『おはん』
撮影 五十畑幸勇
編集 長田千鶴子
製作会社 東宝映画
配給 東宝
公開 日本の旗 1984年10月6日
上映時間 113分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 5.5億円
おはん(幸吉の妻) - 吉永小百合
幸吉(古物商、おはんの夫) - 石坂浩二
おかよ(芸者) - 大原麗子
お仙(おかよの姉の娘) - 香川三千
おばはん - ミヤコ蝶々
富五郎(人形師) - 常田富士男
お袋さん(おはんの母) - 音羽久米子
平太(おはんの弟) - 早田文次
良子(平太の嫁) - 宮内優子
お蝶(おかよの抱え妓) - 上原由佳理
きわ子(おかよの抱え妓) - 伊藤公子
半月庵の女将 - 横山道代
片岡 - 頭師孝雄
大工の棟梁 - 浜村純
伊之助(大工の弟子) - 桂小米朝
悟(おはんの息子) - 長谷川歩
役柄不明 - 大原穣子、相原巨典
おはん - Wikipedia