プロジェクト・ヘイル・メアリー
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アトロクと宇多丸が「映画の予告編がー」「ネタバレがー」とうるさいので読んだ。言うほど、ネタバレ気にしなくても良さそうと思った。「思いもよらない方向への展開」としきりに言われていたが、言うほど思いもよらなくないというか、ハードルが上がり切ってたから、そこまでだったな。ネタバレ警察の功罪を感じる。もちろん、自分がSFを心から楽しめるような素養がないというか、端的に言ってSF苦手というのもあるだろう。思いもよらなさ、で言ったら、異常【アノマリー】の後半からの雰囲気の方が、自分は「ほえーー、ほえーーー」と声に出していたと思う。 https://www.youtube.com/watch?v=skrl5yRfnb0
予告編でどれだけネタバレしてるのか、小説を読み終えた後で見ても、全然、これなら自分は許容範囲というか、まだ小説読んでない人が予告編見ようとしていても、全く気にしないと思う。
ネタバレ警察の功罪って、感覚、体験の押し付けとか過保護っていうのが一要素としてある気がする。自分がびっくりしたのと同様のことを味わってほしいっていう親心、親切心。ありがたいが、いきすぎるとどうかとも思う。 そういうのは置いておいて、読んだことがあるSF作品の中ではかなり面白くはあった。いろんな人がネタバレガーと言ってる通り、結構何を書いてもあれなので感想が書きづらいが、映画化が楽しみ。
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ジョン、ポール、ジョージ、リンゴは家に帰るが、ぼくの長く曲がりくねった道はここで終わる。
アンディ ウィアー. プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 (p. 111). (Function). Kindle Edition.
安全な開け方をUSBに入れておく。
アンディ ウィアー. プロジェクト・ヘイル・メアリー 下 (p. 285). (Function). Kindle Edition.
下巻の、かなり佳境における一文だが、USB警察の血が騒いで気になった。USBメモリのことなのかどうかもよくわからないが。科学的考証とかがかなり綿密にされている作品だと思うから、こういう細かい翻訳の機微のとこでドライブ感が削がれてしまった。この主人公はおそらく、USBメモリのことをUSBと略して呼ぶことに抵抗があるタイプだと思うので。原文で読む英語力はないので、翻訳者への感謝とリスペクトをベースに置きつつ。