ハートロッカー
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かなり良かった。戦争映画。ジェレミー・レナーとアンソニー・マッキーなので、実質アヴェンジャーズ。手持ちカメラの撮影が多くて酔いそう、でも臨場感がすごいので効果抜群。ボディボムにさせられたと思っていたベッカムがサラッと出てきた時のやりきれないなにかの感情。いや、かなり、良かった気がする。過度にアメリカ側をヒロイックに描くこともなく、主人公は明らかに最初から最後までイカれている。人間ドラマを描くわけでもなく、ドキュメンタリー感。自分の中で時間が経つにつれてまた評価の気持ちが高まっていきそうな気がする。
作品解説
低予算のためカメラは、スーパー16ミリカメラが使用され、同時に4台以上のカメラで撮影するスタイルを取り、その結果、撮影されたフィルムは200時間に及んだという。俳優達は、実際にアメリカ軍の軍事訓練を受けて撮影に臨んでいる。また、通常のハリウッドの撮影条件とは違い、誰一人個人用のバスルームや空調の整ったトレーラーは与えられなかったという。製作費は約16億円。
ロケ地
撮影は2007年、クウェートとヨルダンのアンマンで行われた。治安面から当初はモロッコで撮影する段取りもされていたが、監督の判断で物語の舞台に近い中東で撮影された。
撮影場所によっては、イラク国境からわずか3マイルの場所だった時もある。
音楽
音楽に、反ブッシュで知られるインダストリアル・ロックバンド、ミニストリーが3曲提供している。 トラブル
製作者の一人・ニコラ・シャルティエが、アカデミー賞の投票権を持つ映画芸術科学アカデミーの会員に電子メールで投票を呼び掛けるなどの不正行為を行い同氏のアカデミー賞授賞式への出席は禁止された。
アカデミー賞授賞式直前にはイラク戦争でアメリカ陸軍の爆破物処理班に所属していた曹長がモデルは自分であるとして訴えを起こした。弁護士によれば作中で主人公が使うコールサイン、「ブラスター・ワン」や映画のタイトルは曹長が考えた言葉だと主張している。
評価
ポール・リークホフ(全米イラク・アフガニスタン帰還兵協会会長)は、「戦争を分かりやすく伝えようとしているが、経験者の私たちはあまりの不正確さにうんざりしてしまう。調査不足というだけでなく、端的に言えば米軍への敬意に欠けている」と、この映画に対して不満を述べている。 ゲイツ元国防長官は好評したが、2010年時点で現役のEODチーム兵士の意見は異なる。また、国防総省は当初、撮影に協力し現場にトッド・ブレスシール中佐(Todd Breasseale)を送ることになっていたが問題が発覚したため中止になったという。
ポール・リークホフさんの言葉が興味深い
製作 キャスリン・ビグロー
公開 アメリカ合衆国の旗 2009年6月26日
日本の旗 2010年3月6日
上映時間 131分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $15,000,000
興行収入 $49,230,772