どんな映画や本よりも流れる風景こそが時の流れを緩やかなスピードに戻す
在宅勤務が続いて、時間が進むのがめちゃくちゃ速いと感じている人々も多いのではないでしょうか?なぜ在宅勤務が続くと時間が早く感じるのか。 景色が変わらなかったり、やること、出会う人、何もかもが少ないので、記憶の差分がマジで減る。
圧縮アルゴリズムなんかと同様に、人の脳みその中はなるべくたくさんの物事を記憶するために差分以外は極力記憶しないようにできてる。だから記憶の総量が全然増えてない。俺の頭が全部で250GBの容量だとして、在宅勤務始まる2ヶ月ぐらい前まで220GBぐらいの使用率だったところ、この二ヶ月で2byteぐらいしか増えてない。 時間が進む速さの体感は記憶したものの量に比例します。(負の比例)。記憶の量が増えると時間は遅く進みます。
子供のころは時間が進むのがめちゃくちゃ遅いのもこの理論で説明できるのです。こどもはとにかく見るものすべてが新しく、記憶量をめちゃくちゃ消費する。記憶量を消費すると時間は体感で遅く進む。
成長するにつれ、近似する記憶が見つかるので差分だけ記憶すればよく、記憶しなければならない量が減る。結果、時間は早くすすむ。
これが在宅になって、日々の差分がマジでなくなった。This is ワンループ。記憶は使い回せる。時間、一瞬ですぎる。
わかりみがすごいpione30.icon
たまに自転車に乗ったりすると世界の圧倒的な情報量に涙が出そうになる。どんな映画や本よりも流れる風景こそが時の流れを緩やかなスピードに戻す力を持っている。
景色はもちろん、風、空気の匂い、排ガス、太陽、ホコリ、車のイヤな感じとそのせめぎあい、すべてが圧倒的。