【闇鍋CPのための錬金術理解】
code:注意
ここで書かれている「賢者の石」は、レネゲイドクリスタルではなく錬金術の賢者の石のことを指します。
錬金術とはなにか
狭義:卑金属を貴金属(特に金)にすること
広義:あらゆる物質をより「完全な物質」に錬成するという試み
ゴール地点が「賢者の石」
あらゆるものを「完全な物質」にできるマスターキーとしての賢者の石
錬金術師たちはなぜ賢者の石が欲しいのか
code:注意
オカルトにわかの由良の理解できた範囲での書き方をしています。
現代非オカルトマンにはすぐ分からなかった実利以外のものを記載しています。
1. この世のすべてを知るため(大宇宙の神秘を極める)
小宇宙と大宇宙
エメラルド・タブレットの記載(下記)から派生した考え方。占星術と関連?
下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし
フラスコ内部の変化を極める(=賢者の石を得る)ことが大宇宙の神秘を極めることにつながる
table:例
小宇宙 大宇宙
人の営み 星の動き
フラスコ内部の化学変化 現実社会の変化
2. 人類が失った神の力を取り戻すため
神話の内容を錬金術によって再現しようという試み
人をより完全な存在=神に近づける
ヘルメス・トリスメギストス
紀元前のエジプトに存在したとされる神人。
錬金術の祖。唯一「賢者の石」を手にしたと言われる。
著書(?)にエメラルド・タブレットとヘルメス文書がある。
ヘルメス文書
ヘルメス・トリスメギストスが遺した大量の文書。
ヨーロッパにおける錬金術・魔術の火付け役。
エメラルド・タブレット
十数行の文書が刻まれたエメラルドの板。
錬金術の奥義が書かれている。錬金術師にとっての聖書。
オリジナルは失われ、写本・翻訳版が出回っている
今はWikipediaでも確認できる。アイザック・ニュートン訳もあるよ!
code:ダミアンの設定におけるエメラルド・タブレット
・ヘルメス・トリスメギストスは「賢者の石」の作り方を理解している
・「賢者の石」の作り方を暗号化して書いたのが「エメラルド・タブレット」である
・ダミアンは彼なりの解釈で「エメラルド・タブレット」を解読し、覚醒に至った
三原質説
この世界のあらゆる物質は水銀と硫黄と塩からできているという考え方。
"水銀"と"硫黄"を混ぜ、"塩"でくっつける
最も硫黄を含む物質が金、最も水銀を含む物質が銀と考えられていた
硫黄が男性要素、水銀が女性要素
三原質説における賢者の石の作り方
ダミアンの能力設定と三原質説
なにごとも生み出すのは女性側なので水銀を重視。
ダミアン自身が男性なので自分自身の血液に硫黄の役割を果たさせる
ここの概念がガバなので、うまく解釈しきれていないと硫黄の役割を果たせない(=本人にしか使えないシンボルギミック)
「俺自身が硫黄になることだ!」みたいな無茶を言っています
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ダミアンの生きた19世紀のイタリアと錬金術
アイザック・ニュートン(17~18世紀)が最後の錬金術師(と言う人もいる)
錬金術として歴史に残れるのがこのくらいの時代まで
なお当時、金の価値の暴落が警戒されており不許可の錬金術研究は絞首刑
ダミアンの生まれた時代(19世紀)、すでに錬金術はかなり廃れた技術
イタリア
15世紀:イタリア・ルネサンスでヘルメス主義の隆盛期(錬金術などの土壌が生まれやすい)
※地理的にキリスト教の総本山に近いので異端として排斥もされやすい
19世紀:イタリア統一運動の真っ只中。
ロッソ家は戦争特需とかシチリアマフィアとのお付き合いでうまく生き抜いていた想定
あんまり世界史が得意でないのでふんわりです
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ダミアンの設定で書いてない部分?
賢者の石にたどり着いたはずが、それは賢者の石(レネゲイドクリスタル)じゃないよって言われてしまう人。
現代の賢者の石が本当に賢者の石か見極めてやる!
自分の賢者の石は不安定(出力とか制限とか)だから技術的に取り入れてやる!
アゾットの由来(賢者の石の別名)