地球生物の榮養學と生化學に就ての覺書
ビオチン
別稱 : ビタミンB7。ビタミンH。
諸々のカルボキシラーゼの補酵素として働く。
缺乏症 乾燥鱗片様の皮膚炎、結膜炎、脱毛、舌炎、皮膚の感染症。アシドーシス、尿への有機酸排泄。ビオチンが糖新生、脂肪酸合成、アミノ酸代謝などに關與してゐるため、免疫やコラーゲン合成の低下を起こし、脂漏性濕疹や脱毛のやうな皮膚症狀、感染症、神經炎が起こる。
卵黃、レバー、酵母、豆類に豐富に含まれる。
生の卵白に含まれるアビジンと強固に結合し、不活化されて了ふ。生卵白の食べ過ぎでビオチン缺乏症を來す事がある。