VRRP
VRRPを使えば、「マスター・ルーター」と呼ばれる実際に稼働しているルーターに障害が発生した場合、直ちに「バックアップ・ルーター」と呼ばれる常時スタンバイさせている予備のルーターへ自動的に切り替えられて処理を引き継げるようになる。
VRRPは、同じLANにつながる数台のルーターを仮想的に1台のルーターとして扱えるようにする1。仮想ルータとして扱えるようにするために、仮想ルーター用のIPアドレスを用意する。 VRRPは1998年4月に RFC 2338 で定義された、同一サブネット(英語版)内のデフォルトゲートウェイサービスホストの可用性を高めるため開発された非プロプライエタリな冗長プロトコルである。最新のプロトコルは2010年3月の RFC 5798 である。