FOMO
FOMOは "Fear of Missing Out"(取り残されることへの恐怖) の略語です。
意味
直訳すると「見逃すことへの恐怖」。
周囲が楽しんでいることや重要な出来事に自分だけ参加できていないのではないか、という不安感を指します。
SNS時代に特に強調される心理で、他人の投稿を見て「自分も行かないと損をする」「自分は遅れている」と感じる状況が典型です。
背景
元々は心理学やマーケティング分野で用いられ始めた用語。
SNSが普及してから広く一般に使われるようになりました。
「周囲に合わせないと不安」「他人が得ている体験を逃したくない」という感情は、人間の社会的欲求に根ざしています。
具体例
友達がライブや旅行の写真をSNSにアップしているのを見て、「自分も行かなきゃ」と焦る。
新しい投資チャンスや流行に「乗り遅れたら損だ」と無理に参加する。
最新のガジェットやサービスを「持ってないと仲間外れになる」と感じて買ってしまう。
関連する概念
JOMO (Joy of Missing Out):「あえて参加しないことの喜び」。FOMOに対抗する考え方。
SNS疲れ:FOMOに駆られて情報を追いすぎ、精神的に疲弊する現象。
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