Cocoapodsのバージョンが古くてアプリビルドができない
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### CocoaPodsのインストールとアップデートに関する技術ドキュメント
#### 発生した現象
CocoaPodsのインストールおよびリポジトリの更新中に以下のエラーが発生しました:
1. CocoaPodsのバージョンが古く、アップデートしようとしても進まない。
`log
% pod repo update
Ignoring ffi-1.12.2 because its extensions are not built. Try: gem pristine ffi --version 1.12.2
Updating spec repo trunk
CocoaPods 1.15.0 is available.
To update use: sudo gem install cocoapods
`
2. Podリポジトリの更新時にCDN: trunk URL couldn't be downloadedエラーが発生。
3. .netrcファイルのパーミッションエラー。
#### 解決手順
##### 1. Rubyのアップデート
rbenvを使ってRubyの最新安定版をインストールし、gemのシステムを更新しました。
`bash
brew install rbenv ruby-build
rbenv install 3.3.1
rbenv global 3.3.1
gem update --system
`
##### 2. CocoaPodsのインストール
古いCocoaPodsをアンインストールし、最新バージョンをインストールしました。
`bash
sudo gem uninstall cocoapods
sudo gem install cocoapods
`
##### 3. 古いtrunkを削除して再生成
`bash
% rm -rf ~/.cocoapods/repos/trunk/
`
その後、以下のコマンドを実行:
`bash
pod repo update
pod install --repo-update
`
##### 4. .netrcファイルのパーミッション修正
~/.netrcファイルのパーミッションが不適切であったため、以下のコマンドで修正しました。
`bash
chmod 600 ~/.netrc
`
その後、再度リポジトリの更新とPodのインストールを実行しました。
`bash
pod repo update
pod install --repo-update
`
#### 結果
これらの手順を実行することで、CocoaPodsのインストールとリポジトリの更新に関する問題が解決しました。
#### 参考リンク
- エラーが出て、 CocoaPods をインストールできない。「You don't have write permissions for the /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.6/usr/lib/ruby/gems/2.6.0 directory.」 #Swift - Qiita ### 注意点
- .netrcファイルのパーミッション設定は、セキュリティ上非常に重要です。必ず所有者にのみ読み書き権限を与えてください。
- rbenvを使用してRubyのバージョン管理を行うことで、環境の一貫性を保ち、依存関係の問題を避けることができます。
この手順を実行することで、CocoaPodsのアップデートとリポジトリの問題が解決し、スムーズな開発環境が整います。
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