超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
オレンジ色のハイライト | 位置: 185
銀行に預けてるより安全だね。だって 銀行と国のどっちが先に潰れるかといったら、国よりも銀行 だよ。一人一行1000万円までと預金の保護の対象が決まってるから、もし、銀行に1000万円以上を預けていて、その銀行がつぶれたら、1000万円以上はどうなるかわからない。
オレンジ色のハイライト | 位置: 273
銀行の個人向けビジネスは、金持ちには投資させて無駄に高い手数料をむしり取る。貧乏人には借金させて金利で稼ぎを吸い上げる。これが彼らのビジネスモデルなんだ。ATMの手数料なんかではたいして儲かってないの。だから、サラリーマンには家を買わせてローンを組ませるし。定年になって退職金が出たら手数料の高い投資信託を勧める(
オレンジ色のハイライト | 位置: 353
ペナルティって言っても、過去1年分の金利だけ。1年目はおろせなくて、2年目からは、もらった金利1年分(過去2回分)を返せってことだから、ペナルティを払ったとしても、 実質的に元本割れすることはない の(
オレンジ色のハイライト | 位置: 478
投資信託でも保険でもマンションでも、 売る側が熱心に売ってくるものは、ほぼ100%自分たちが儲かるから売ろうとしている。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,607
若い人は手持ちのお金なんてたいしたことないけど、 自分自身に大きな経済価値がある。流行の言葉では「人的資本」って言うんだけど、これを利用せずに、投資だけでお金持ちになろうというのは賢くないね。 人的資本とは 人間が持つ能力を資本として捉えた経済学の考え方。若く将来性があるほうが大きくなる。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,887
ピケティの主張 資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早い。つまり、株式や不動産などを持っている人はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は裕福になるのが難しい
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,913
ただ、日本がこの先ものすごく景気が悪くなって、仮に財政破綻して、みんなの貯金が0円になったとするじゃない。そんなときでも、人はお腹が空くからご飯を食べるし、本を読むし、誰かと話したくなる。だから仕事自体がなくなることはないんだよね。経済っていうのはしぶといものなんだよ。だから、働く気力と能力さえあれば、たいていのことはなんとかなっちゃう。そういう意味でも、これからの時代は、 どんな状況になっても働く術を持っていることは最強の保険になる。
感想
すっごくいい本だと思った。インデックス投資の初心者はこちらから入るのがいいかと思う。友達や家族にも勧めたい。
基本的にオルカンを買っていれば他の資産クラスは買わなくていいというのは同意。しかし、リスク配分については多少考察しておく必要があり、山崎さんの言ってる必要ない資産を全部株式にぶち込むというのは多少乱暴すぎる。
どれぐらい損しても大丈夫なのかのリスク計算はしておく必要があり、その点では債券:全世界株式=5:5の大橋モデルのやり方というのが重要であると思われ。
保険の考え方なども参考になる感じであり、基本的に医療保険とかがん保険については無用というのは参考になる。
人的資本の考え方や、トマ・ピケティの法則に従い、働きながら全世界株式に投資するのが最強の生き方という結論は納得。 public.icon