『仕事は楽しいかね?』
「目標を設定すると、自己管理ができているよつな気がするものだ」
「僕たちの社会では、時間や進歩に対して直線的な見方をしている。そういう見方を、学校でじわじわと浸透させるんだ──人生とは、やるべき仕事や習得すべき技術や到達すべきレベルの連続なのですよ。目標を設定して、それに向かって努力しなさい、とね。だけど、人生はそんなに規則正しいものじゃない。規則から外れたところでいろんな教訓を与えくれるものだ。人生は学校の先生にとっては悪夢だろうね」
『仕事は楽しいかね? (きこ書房)』(デイル・ドーテン, 野津智子 著)より