道徳感情はなぜ人を誤らせるのか
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速が高すぎてとんでもなく分厚い本
著者のブログ記事を読むだけでも割と要約されていたりする
目次
序 捻転迷宮の入り口
1 衝撃の書に導かれ未知への扉が開け放たれる
2 〈拷問王〉と呼ばれた怪物刑事の誕生とその実像
3 日本初のプロファイラーが〈浜松事件〉に挑戦する
4 錯誤の連続が解決した〈浜松事件〉の驚くべき真犯人
5 内務省と司法省の闘争が紅林刑事を英雄に祭り上げた
6 〈浜松事件〉の犯人から見た事件経過と犯人の父
7 天才分析官はなぜ〈浜松事件〉を解決できなかったのか
8 〈二俣事件〉など数々の冤罪を生んだ戦後警察の実態
9 清瀬一郎の憲法改正論と紅林警部補の意外な関係
10 古畑種基博士の正しい科学が冤罪を増幅させた
11 史上唯一の正しい訓練を受けた最高裁判事たち
12 山崎刑事の推理と人情、紅林警部の栄光と破滅
13 進化によって生まれた道徳感情が冤罪の根源だった
14 「死んでも残るアホーだからだ」山崎兵八の遺言
あとがき
血縁関係にある個体を助けるのは遺伝子の存続で説明可能だが、時に血縁関係にない個体も助けたりする
正義:助けてもらってばかりあるいはズルをしている個体を攻撃・排除すること 人間の判断力には限界がある
「こいつはズルをしている」「こいつは悪いやつに違いない」という思い込みによって私刑・冤罪が生まれる
個体の認知バイアスによる私刑や冤罪を克服するためには、複数の個体による徹底的な情報共有・対話・討論しかない
関連項目